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- 吉田優利が“9打差圧勝”で得た手応えと米女子ツアーへの不安 「まだアメリカで勝つ想像はできていないけれど…」
国内女子ツアーの第2戦「Vポイント×SMBC レディス」最終日。首位スタートの吉田優利(よしだ・ゆうり)が盤石のプレーで2位に9打差をつけ圧勝、ツアー通算4勝目を地元千葉県で飾った。
「昨日はあまりSNSを見なかった」
◆国内女子プロゴルフ 第2戦
Vポイント×SMBC レディス 3月21~23日 紫カントリークラブ すみれコース(千葉県) 6668ヤード・パー72
「今日はちょっと緊張していました。いつもの緊張とは違って、ちょっと気持ち悪い感じでした」
強気なプレーの印象の強い吉田優利だが、大会最終日を首位、しかも2位に8打差のリードで迎えたことが、メンタル面に影響したと正直に吐露した。不安になった理由はSNSの記事だ。

「昨日、SNSを開いたらすべて“吉田優利”があふれていて、『吉田が勝つ』『もうこれは負けない』っていうのが多くて。それを目にしてしまって。自分的にはこの最終ラウンドにすごくフォーカスを当てたかったのですが、自分を出せないかなと思って、昨日はあまりSNSを見なかったです」
誰もが絶対に勝てると見られている中でのプレー。プレー中は時折、笑顔を見せつつも極度の緊張状態とも戦っていたわけだ。
「まだ足りないものがたくさんある」
そんな緊張感を表情にはみじんも出さず、他を寄せつけない盤石のゴルフを見せつけた。1番パー4からバーディー発進。2番パー4もピンまで124ヤードの2打目を1メートルに寄せてバーディー。3番パー4をボギーにするも、後半は13番と14番のパー4で連続バーディー。
16番こそ3パットのダブルボギーとしたが、終わってみれば2位の菅楓華に9打差をつけての圧勝。通算13アンダーで国内ツアー通算4勝目を手にした。
「今までの3勝は勢いとか、怖いものを知らなかったとかで優勝できた部分はもちろんあった。今回は自分のやりたいゴルフをしっかりイメージ通りにできたラウンドが続いたかなと思います」
すぐに主戦場の米ツアーに戻るが、優勝への思いについて聞くと、少し表情が曇った。
「正直、まだアメリカで勝つという想像はできていなくて。すごくうまい選手がいっぱいいるし、いいスコアで団子状態になる。足りないものがたくさんあるので、どんどん埋めつつ、タイミングが来た時につかめたらいいなと思います」
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