ローリー・マキロイが涙　ローズとのプレーオフ制し“生涯グランドスラム”達成　松山英樹は21位

　2位に2打差の首位から出たローリー・マキロイ（北アイルランド）が5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの「73」でプレー。通算11アンダーで並んだジャスティン・ローズ（イングランド）とのプレーオフを制しグリーンジャケットを獲得した。

　18番で行われたプレーオフ1ホール目はともにバーディーチャンスにつけた。先に3メートルを外しパーとしたローズに対し、マキロイが1メートルを沈めて決着した。

　マキロイは2011年に「全米オープン」、12、14年に「全米プロ」、14年「全英オープン」で優勝し、4大メジャー制覇“生涯グランドスラム”に王手をかけてから11回目の「マスターズ」で大会初制覇と遂げた。

　ゴルフ界最大の栄誉ともされる生涯GSは過去に、タイガー・ウッズ（米）ら5人が達成している。

　優勝インタビューでマキロイは「すばらしい気分です。この10年はグランドスラムを目指してプレーしてきた。今は本当に光栄な気持ちです。マスターズチャンピオンになったことを誇りに思います」と喜びを表現した。

　通算9アンダー3位にパトリック・リード（米）、通算8アンダー4位に世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー（米）、通算7アンダー5位タイにブライソン・デシャンボー（米）、イム・ソンジェ（韓国）が続いた。

　日本から唯一出場する松山英樹は3日目に「79」を叩き、最終日は48位タイからスタート。7バーディー、1ボギーの「66」をマークし、通算2アンダー21位タイまで巻き返して4日間を終えた。

＜主な成績＞
優勝／－11／ローリー・マキロイ
2／－11／ジャスティン・ローズ
3／－9／パトリック・リード
4／－8／スコッティ・シェフラー
5T／－7／ブライソン・デシャンボー、イム・ソンジェ
7／－6／ルドビグ・オーバーグ
8T／－5／ザンダー・シャウフェレ、ザック・ジョンソン、ジェイソン・デイ、コーリー・コナーズ
：
21T／－2／松山英樹 ほか