メジャー初戦で生まれた衝撃の一打… ツアー1勝女子プロのイーグル寸前“超精密”ショットに感嘆の声 「おおおーーー!!!」

　8日に開幕した国内女子ツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」初日。

　ツアー2勝目を狙う木村彩子が“スーパーショット”を披露し、ギャラリーを熱狂の渦に巻き込んだ。

　インスタートのこの日は、10番でいきなりボギーを叩く苦しい出だしに。その後は我慢強くパーを並べて迎えた前半ラストの18番パー5。ここで会場を沸かせる衝撃の一打が飛び出す。

　注目は第3打。左足下がりのフェアウェイから放った一打は美しい放物線を描き、心地よい打音ともにグリーンへ。ピン手前に着弾したボールは、勢いそのままにカップの方向へ一直線。惜しくも“ショットインイーグル”とはならなかったものの、カップの真横につける圧巻の“ベタピンショット”を見せつけた。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は、公式X（旧ツイッター）に「木村彩子のピンそばにピタリとつけるスーパーショット」と実際の映像を公開し、解説者も「おおーーー惜しい～！」と思わず絶叫。そして実況アナも「これはもう初バーディー。確定です」と“OKバーディー”につけたその正確なショット力を伝えている。

　難なくバーディーを奪って前半をイーブンで折り返した木村は、後半も1バーディー、1ボギーのイーブンでプレーし、首位と6打差の30位タイでホールアウト。今季はここまで全試合で予選通過を果たし、直近は2戦連続トップ10入りと好調な勢いそのままに、今大会でメジャーチャンピオンの座を狙う。

1995年11月2日生まれ、大阪府出身。宮里藍に憧れて10歳からゴルフを始める。2015年にプロテスト合格。18年に「ヨネックスレディス」「センチュリー21レディス」で2位に入るなど、賞金ランク43位で初のシード入り。22年「アース・モンダミンカップ」でツアー初優勝を遂げた。