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- 「上にいけることも分かっている」 出場596試合目“百戦錬磨”の藤田さいきが自らの上位浮上を断言できたワケ
大会2日目を迎えた国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」。今大会が2週ぶりの復帰戦となる藤田さいき(ふじた・さいき)が、この日のベストスコア「67」をマーク。通算6アンダーの6位タイで決勝ラウンドに進んだ。
雨天時は「自分が耐えていれば上にいける」
◆国内女子プロゴルフ
ブリヂストンレディス 5月22~25日 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県) 6642ヤード・パー72
ベテランの経験値と対応力が光った試合運びだった。
午前中にかけて降り続いた雨に苦戦を強いられた選手も多い中、初日を41位タイで終えていたツアー通算6勝・39歳の藤田さいきが“ほぼ完璧”なゴルフを見せつけた。

インスタートのこの日は序盤からパーを重ね、最初のバーディーは15番パー3。続く16番でもバーディーを奪う。
17番ではアプローチのミスが響いてボギーを叩いたものの、18番で10メートルの距離を沈めて鮮やかなバウンスバック。後半はさらに3つのバーディーを奪い、スコアを5つ伸ばして通算6アンダーの6位タイで決勝ラウンドに向かう。
6バーディー、1ボギーの「67」はこの日のベストスコア。「雨は嫌いじゃない。言い訳できるんで(笑)」とジョークを交えつつも、「(雨の影響で)どれくらい飛距離が落ちるかは分かっているし、自分が耐えていれば上にいけることも分かっている」ときっぱり。戦況を慎重に見極めたうえで、雨には雨の戦い方があることを自らの経験から導き出した。
今大会開幕前には右の第1肋骨の骨折が判明したことを明かしていたが、改めてプレーには支障がないことを強調。
また、自身のSNSには体調を心配するファンから熱中症対策に関するさまざまなメッセージが届いたようで、その中の一つにあった「スタートの30分前までに500ミリリットルの水分をとる」を大会初日にさっそく実践。「すごく良かった。気持ちよく元気に振れてます」と、2週前に救急搬送された体調面の不安はもう全くない。
狙うは2022年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来遠ざかっているツアー優勝。「正直、探り探りやっている感じです」と休養を挟んだ1週のブランクは少なからずあるようだが、「ショットもパッティングも安定している」と調子は上向き。
首位に立つ佐久間朱莉、荒木優奈の若手2人を5打差で追う展開だが、今大会で596試合目の出場を数える百戦錬磨の経験と持ち前の対応力を生かして決勝ラウンドに挑む。
藤田 さいき(ふじた・さいき)
1985年11月22日生まれ、栃木県出身。2006年にプロテスト合格し、同年の「プロミスレディス」で初優勝。翌07年には同大会を連覇。22年「大王製紙エリエールレディス」で11年ぶりの勝利を挙げた。ツアー通算6勝。JBS所属。
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