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- “世界最強”がスイングを直されているぞ! メジャー大会の練習場でS・シェフラーはコーチから何を指摘されていた?
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は「全米プロゴルフ選手権」を制したスコッティ・シェフラー選手が、コーチと取り組んでいた“練習風景”に注目しました。
シェフラーをジュニア時代から知るコーチのランディ・スミス氏
「全米プロゴルフ選手権」が行われた会場で、スコッティ・シェフラー選手が練習に取り組んでいる風景がPGA of AMERICAの公式インスタグラムに公開されています。内容はキャップをかぶった白髪のコーチらしき人物がシェフラー選手の背後に回って腰をつかみ、スイングに合わせて腰を引っ張るという映像です。
ご存じのようにシェフラー選手は世界ランキング1位のトッププレーヤー。しかも、この動画が撮影された「全米プロゴルフ選手権」でツアー通算15勝目、メジャー通算3勝目を挙げました。そんなシェフラー選手にアドバイスをしていた人物は一体誰なのでしょうか?

実はこの人、PGA of AMERICAのナショナルアワードを過去に18回受賞しているランディ・スミス氏というコーチ。1996年に最優秀プロフェッショナル賞を獲得し、2002年には最優秀ティーチャー・オブ・ザ・イヤーに選出。2005年には殿堂入りも果たした伝説的な名コーチで、シェフラー選手以外にも1997年の「全英オープン」を制したジャスティン・レナード選手、ライアン・パーマー選手、コルト・ノスト選手ら多くのツアープロの指導実績があります。
とりわけ関係性は深く、ニュージャージー州出身のシェフラー選手が家族でダラスに移り住んだ6~7歳の頃からの付き合い。初めて“シェフラー少年”のスイングを見たスミス氏はその才能に驚き、当時から現在に至るまで指導を続けています。
シェフラー選手といえば、両足をバタバタさせるような独特なスイングが代名詞の一つですが、その個性的なスイングはジュニア時代からのものだそうです。「ジュニア時代から教わっているのに、なぜ直されなかったの?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、スミス氏はシェフラー少年の足を動かすスイングを「アスリートらしい」と評価して大きな修正を加えませんでした。
スミス氏は「必要のない修正はしない」が指導方針で、「スイングの動きを一つ直すと別の部分が3つズレる」という考えがあるから。シェフラー選手はそんなスミス氏を「家族のような存在」と語っており、スイングだけでなくメンタル面でも大きな支えになっているようです。
「踏み込んでから左腰を回す」がこのスイングの肝
ところで冒頭で紹介した動画は、スミス氏に何を直されていたのでしょうか。
両足を動かし地面反力を使ってスイングするシェフラー選手は、体を目標方向に動かしながらダウンスイングをします。左へのスライドが大きいシェフラー選手のようなタイプは、体を回転させ続けながら左に踏み込むことが大切。回転が止まると左方向のミスが出やすくなるからです。
スミス氏はダウンスイングと同時にシェフラー選手の左腰を後ろに引っ張り、体の左サイドがスムーズに回るように指導していたというわけです。「なるほど! ダウンスイングで左腰を回せばいいのか!」とこの動きをマネようとするなら、一つ注意点があります。
それは、左に“踏み込んでから”腰を回さなければいけないということ。踏み込む前に腰を回すと右足に体重が残ったスイングになってしまいます。「踏み込んでから左腰を回す」という順番を守れば、スイングの回転スピードが大幅にアップするのでぜひ試してみてください。
スコッティ・シェフラー
1996年生まれ、米国ニュージャージー州出身。2018年にプロ転向し、19年に米下部ツアーで最優秀選手に輝く。世界ランキング1位に登り詰めた22年は「マスターズ」でメジャー初制覇。24年は「マスターズ」2勝目を飾り、「パリ五輪」で金メダルを獲得。9月の「ツアー選手権」でも優勝を飾って年間王者に輝いた。2025年は「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」で優勝し、「全米プロ」でメジャー3勝目を達成した。ツアー通算15勝(メジャー3勝)。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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