原英莉花が米下部ツアーで3度目のトップ10　レギュラー昇格へ… 現在ポイントランクは何位？

　今季から米女子ゴルフの下部エプソンツアーに出場している原英莉花が、今季3度目のトップ10入りを果たした。

「ファイアキーパーズ・カジノ・ホテル選手権」最終日。首位と4打差の通算4アンダー19位タイからスタートして、5バーディー、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダーの7位タイでフィニッシュした。

　5番でボギーを先行したが、8番パー3、9番パー5、10番パー5で3連続バーディーを決めると、終盤の16番パー3、17番でも連続バーディーを決めた。

　今年はここまで下部ツアー7試合に出場してすべて予選を通過。ポイントランキングは14位（458.295ポイント）、賞金ランキングは17位（3万2695ドル＝約473万円）につけている。

　10月の最終戦まで残り12試合。シーズン終了後、年間ポイントランクで10位以内なら「カテゴリー9」で来季のレギュラーツアーシードを獲得でき、11～15位までの選手には「カテゴリー15」の条件付きの出場権を得られる。

　昨年末に行われた最終予選会で出場権を得られず、国内ツアーシード権を放棄して下部ツアー参戦の覚悟を決め、「今のところ日本ツアー出場はない」とも明言している原。目標のポイントランク10位に入るため、最終戦まで気の抜けない戦いが続く。

1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には「日本女子オープン」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」と公式戦2冠を達成した。23年はヘルニア手術を乗り越え、「日本女子オープン」を2度目の制覇。