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日本勢15人が出場! メジャー第3戦「全米女子プロ」が開幕 2度の惜敗を喫したレジェンドの不思議な逸話とは?
シーズン3つ目のメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」が6月19日に開幕。樋口久子が優勝するなど縁の深い大会に、今や一大勢力となった日本勢15人が参戦する。
優勝を逃した岡本綾子の逸話
◆米国女子プロゴルフ メジャー第3戦
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 6月19~22日 フィールズランチイースト at PGAフリスコ(テキサス州) 6604ヤード・パー72
米ツアーの強豪として存在感たっぷりの日本勢。シーズン3つ目のメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(現地時間19~22日)には15人が参戦する。1955年に始まった歴史ある大会について、あれこれ紐解いてみよう。

現在の正式名称は「KPMG Women’s PGA Championship」。直訳すると「KPMG女子PGA選手権」となったのは2015年から。ただ、日本では1955年から長らく親しまれた「LPGA Championship」時代と同じく「全米女子プロゴルフ選手権」として周知されている。
実はこの大会、古くからの日本のゴルフファンには比較的なじみが深い。サウスカロライナ州のベイツリーゴルフプランテーションで開催された1977年大会では、樋口久子がサンドラ・ポスト、パット・ブラッドリー、ジュディー・ランキンの3人に3打差をつけて優勝。男子も含めた日本人最初のメジャータイトルを手にしている。
87年から93年までは日本のマツダが冠スポンサーとなって大会をサポート。マツダの地元、広島出身の岡本綾子は87年にツアー4勝して米国人以外で初めて米女子の賞金女王となった。地元企業の応援に応えたわけだ。
全米女子プロにおいては岡本は2位に2回入っている。ジャック・ニクラスSC(オハイオ州)で行われた89年は、ナンシー・ロペスに敗れて2位。舞台をベセスダCC(メリーランド州)に移した91年もブラッドリー、メグ・マローンの最終組の3人で18番ティーまで通算9アンダーで並ぶ激しい優勝争いを繰り広げた。最終的には、ブラッドリー、岡本がバーディーパットを外したあと新鋭マローンが決め、メジャー初優勝を飾っている。
この時は、ドラマティックなサイドストーリーも残している。5メートルのバーディーパットを「軽いフック」と読んで思った通りに打った岡本だが、パットは無情にも右に外れ、メジャータイトルを逃した。
試合が終わり、車でコースをあとにした岡本だったが、最後のバーディーパットにどうしても納得がいかない。コースに戻るという初めての行動に出た。
表彰式も終わり、すでに撤収が始まっていた18番グリーン。ボールとパターを持って向かった岡本は、最後のパットと同じ位置にボールを置いた。大観衆が静まり返ったクライマックスと同じように打つ。すると今度はボールがカップに吸い込まれた。
撤収作業を行っていたスタッフから拍手が起こった。「なんで入らない?」というモヤモヤした思いを異例の行動で自分の中で消化した岡本は、再びコースを離れた。戦い済んで日が暮れて……まさにそんな時刻に演じられた静かなドラマだった。
現在はLPGAとPGA・オブ・アメリカの共催
そんな全米女子プロは、第1回のみマッチプレーで行われ、第2回以降はストロークプレー。米女子ツアーを統括する全米女子プロゴルフ協会(LPGA)がずっと試合を行っていたが、2015年からPGA・オブ・アメリカとともに大会を行うようになった。そこに企業スポンサーのKPMGがついて、現在の大会名称に変わっている。
PGA・オブ・アメリカは、全米プロゴルフ選手権や全米プロシニアゴルフ選手権、ライダーカップなどを開催し、ティーチングプロをはじめとするゴルフ関連のさまざまなカテゴリーでゴルフを広げている団体だ。PGA・オブ・アメリカと提携し、フラッグシップトーナメントの在り方を思い切って変えることで安定させたLPGAの姿勢も興味深いものがある。
さて、今年の大会だが、メジャー初戦のシェブロン選手権を制した西郷真央、全米女子オープン2勝の笹生優花、昨年のアムンディ エビアン選手権優勝の古江彩佳、19年全英女子オープン優勝の渋野日向子のメジャー優勝者4人はもちろん出場。ツアー6勝で畑岡奈紗も待望のメジャー優勝に向けて気合が入る。
ルーキーながら今年ツアー優勝を飾った竹田麗央、岩井千怜、前週の大会最終日に猛チャージを見せた岩井明愛、馬場咲希にも注目だ。米ツアー勢では、他に山下美夢有、吉田優利、勝みなみ、西村優菜が参戦。ロレックスランキング上位の資格で日本ツアーからは河本結、桑木志帆の2人も挑む。
通常のツアーだけでなく、メジャーの舞台でも強さを見せる日本勢。48年前の樋口に続き、大会を制する者が出るのかどうか。手に汗握る4日間が間もなく始まる。
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