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- 【国内男子ゴルフ】比嘉一貴が韓国で今季2勝目挙げ賞金ランク2位浮上 1位・生源寺龍憲を射程にとらえる
韓国ツアー、アジアンツアーとの共催である国内男子ツアーShinhan Donghae Openは、比嘉一貴(ひが・かずき)が通算18アンダーで今季2勝目、ツアー通算8勝目を飾った。
効いたスタートからの4連続バーディー
◆国内男子プロゴルフ
Shinhan Donghae Open 9月11日~14日 ジャック・ニクラスGC(韓国) 7471ヤード・パー72
韓国ツアー、アジアンツアーとの共催である国内男子ツアーShinhan Donghae Openは、比嘉一貴が通算18アンダーで今季2勝目、ツアー通算8勝目を飾る。今回の優勝賞金2840万4000円を加算した結果、賞金ランキングも2位に浮上した。

2位以下に1打リードの通算14アンダー、単独首位で迎えた最終日、逃げ切りを命題とした比嘉は強烈な先制攻撃を仕掛ける。なんとスタートの1番ホールから怒涛の4連続バーディを奪ったのだ。7番パー5でもバーディーを奪い、前半のハーフを31の5アンダーで終える。トータルスコアも19アンダーまで伸ばし首位を独走かと思いきや、ヒタヒタと追走していた選手がいた。リチャード・T・リーだ。前半を4アンダーで回ると、10番ホールでもバーディーを奪い、スタート時にあった比嘉との2打差をキープ。比嘉が13番ホールでボギーを叩いたことで、ついに1打差に迫った。
しかし、その1打が縮まらない。14番からパーを重ねた比嘉と足並みをそろえるかのようにリーもパーを並べる。結局、比嘉が1打差の通算18アンダーで逃げ切った。ただ、比嘉にとっては苦しい展開だったことは間違いない。好調だったショットが後半に入ってからブレ始め、グリーンを外すことも少なくなかった。それでも、絶妙なアプローチでピンチをしのぐ。圧巻だったのが、最終18番パー5だった。
2打目をグリーン近くまで運びながら、3打目のアプローチが強く入り、ボールをグリーン右奥にこぼす。このホールをボギーとしたらリー、スコット・ビンセントとのプレーオフとなる。下り傾斜のグリーンに向かい、慎重にウェッジをボールの下に滑らせると、ピンを50センチほどオーバーしたところでボールが止まった。あっさりとそれを沈め、今大会2勝目を飾る。
「今日はいいスタートでしたが、後半は苦しい時間が多かったです。1日を振り返るといいプレーができたと思います。同じ大会で2勝は初めてなのでうれしいです」。ラウンド中は表情を変えなかったが、難コースを制した満足感もあり、ようやく満面の笑顔を浮かべた。
冴えた小技とドライバーショットの飛距離
今回、地元記者から指摘されたのが、「同大会を初めて制した2022年よりも比嘉のドライバーショットが伸びているのではないか」だった。22年といえば比嘉が賞金王になったシーズンだが、この年のドライビングディスタンスは285.71ヤードで、今季は297.44ヤードと実に12ヤードほど伸びている。
「23年に欧州ツアーに参戦して、初めて飛距離の重要性を感じました。自分のゴルフ人生で初めて飛距離にこだわり、この2年間はトレーニングを行いつつ、クラブもいろいろ試しました」。試行錯誤を行ううちに調子を落とした時期もあったが、ようやく自分に合ったトレーニング法とスイングを発見。それがマッチしてきたことで飛距離も伸びてきた。
「今は自分のスイングスピードを上げるようなトレーニングをしています」という比嘉。身長158センチと小柄だが、それを感じさせない力強いドライバーショットを今大会でも披露していた。
もっとも、比嘉の勝因はドライバーの飛距離だけではない。随所に見せたアプローチの巧みさも光った。数字を見ても、賞金王となった22年はパーセーブ率が88.949パーセント(1位)だったが、今季はそれを上回る89.456パーセント(5位)を記録している。ショートゲームの安定感があるからこそ、思い切ってピンをデッドに狙えることも大きい。
今大会の優勝賞金2840万4000円を加え、6278万5976円で賞金ランキング2位に浮上した比嘉。1位の生源寺龍憲とは1062万2373円差に縮まった。2度目の賞金王を十分狙える位置だが、PGAツアーのQTを受けることも視野に入れている。飛距離と小技、そして本来の勝負強さを加えた比嘉の活躍を十分期待できそうな4日間だった。
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