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米国敗北は“金を受け取らない”ライダーカップの美しき伝統を壊したから? とはいえ欧州が“清貧”とも言い切れない理由
欧州の連覇で幕を下ろした今年のライダーカップ。大金持ちのトッププレーヤーたちが“ただ名誉のために戦う”ことが魅力であり盛り上がりの理由ともいわれるが、今年は米国チームに実質的な報酬が支払われることになり、物議を醸した。
ライダーカップのピュアな戦いもマネーゲームに飲み込まれつつある
2日目を終えて「11.5対4.5」で欧州チームが大幅リード。しかし、最終日の個人戦は米国チームが次々に勝利を奪い、米国の世紀の大逆転勝利も不可能ではないほどの大接戦になったが、最終的には「15対13」で欧州チームの勝利となった。
シングルスマッチだけで8.5ポイントを奪った米国チームの奮闘はまさに歴史的で、大観衆を狂喜させたことは、敗北したとはいえ、せめてもの面目躍如だったと言っていい。
しかし、敗北は敗北であり、それでもやっぱり大会史上初の給付金を受け取るという現実は、どこか後味の悪さを残した。
今回、一度でも「給付金」が支払われれば、次回以降、それが取りやめとなるとは考えにくく、「米国チームにはチャリティー基金と給付金が支払われるが、欧州チームにはノーマネー」という奇妙な習わしが創始されたと言っていい。
これも時代の変化、時代の要請というものなのだろうか。そうだとしても、その変化と要請は、破格の賞金やボーナスが飛び交う近年の米ゴルフ界の異常なほどのマネーゲームから生まれたものなのではないだろうか。
ピュアな戦いであるはずのライダーカップも、そうしたマネーゲームの渦に飲み込まれつつあり、生き残るためには大きな渦に飲み込まれざるを得ないことは、サバイバルなこの世の定めと思うしかない。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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