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- 大会を沸かせた15歳“スーパーアマ”廣吉優梨菜 最年少Vならずも3位でローアマ獲得、最終日を振り返る
15歳の廣吉優梨菜は最年少Vを懸けて最終日を戦い、通算15アンダーで3位・ローアマ獲得。堀琴音との優勝争いを経験し、大きな成長の一歩を刻んだ。
「最終ホールのバーディーは本当に気持ちよかった」
◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦
日本女子オープンゴルフ選手権 10月2~5日 チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県) 6616ヤード・パー72
「15歳218日」のツアー最年少優勝がかかった最終日。2位から1打差で追う15歳アマチュアの廣吉優梨菜は、同組で単独トップに立つ堀琴音との一騎打ちに挑んだ。

「緊張はそこまでなく、普段通りにスタートできました」と振り返るように、出だしの1番パー4では8メートルのバーディーパットを沈め、幸先の良いスタートを切った。「1打得した」と心の中でつぶやいたという。だがその後は耐える展開が続き、6番で痛恨のボギー。後半も10番でボギーを叩き、スコアを伸ばせずに苦しい時間が続いた。
「今日はショットの調子が良くなくて、本当に苦しい1日でした。途中から感覚が合ってくるかなと思っていたのですが、なかなかうまくいかなかった。ショットを自分の中で上げていくことができなかったので、伸ばせなかったと思います」
それでも終盤、廣吉は意地を見せる。16番でバーディーを奪うと、最終18番でも4メートルのパットを沈めて締めくくり。大きな拍手に包まれ、「最終ホールのバーディーは本当に気持ちよかった」と笑顔を見せた。

優勝争いからは一歩後退したが、堂々の通算15アンダー・3位でフィニッシュ。ローアマチュアも獲得し、結果は上々だった。何よりも、大舞台で優勝争いを経験したことが、大きな財産となった。
「こうやって(堀琴音選手の)優勝を一番近くで見られたのは、すごくいい経験になりました。自分が本当に目指している場所がハッキリとわかりました」
目標はもちろん、日本女子オープンでの優勝だ。「3位はうれしいけれど、もったいない1打がまだまだたくさんありました。次もまた頑張りたいです」と力強く語る。
このあと廣吉は「富士通レディス」と「大王製紙エリエールレディス」の予選会に出場する予定。ナショナルチームで腕を磨く“スーパーアマ”の快進撃は、まだ始まったばかりだ。15歳の高校1年生が、再びプロの舞台でどんな驚きを見せてくれるのか、期待が高まる。
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