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- 渋野日向子との練習ラウンドを即吸収! 吉田鈴が見せた“ゴルフIQの高さ” カギは体重移動にアリ
スタートで連続ボギーを叩きながらも冷静に修正したルーキー吉田鈴(よしだ・りん)。練習日で渋野日向子(しぶの・ひなこ)から学んだ体重移動を即実践し、パーオン率83%を記録。シード圏内50位入りを目指し、覚醒の兆しを見せている。
渋野は「姉ちゃん(吉田優利)を見ろよ(笑)」
◆国内女子プロゴルフ 第29戦
スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 10月10~12日 東名カントリークラブ(静岡県) 6435ヤード・パー72
スタートの10、11番ホールでいきなり連続ボギーを叩いた吉田鈴。しかし、決して焦りはしなかった。冷静に「何が悪かったのか」を分析するだけだ。

「2メートルと1.5メートルという短いパーパットを外したんですが、ラインを読んだときとアドレスしたときの見え方がすごく違って見えて、気持ちが悪かったんです。それが原因で、自分の思ったところに打てませんでした」。
そこで吉田は、構えたときに“見えるライン”のほうを重視するよう修正。その結果、狙った方向にボールを打ち出せるようになったという。
そんなルーキー・吉田だが、ゴルフに対しては抜け目ない観察眼を持っている。同組で回る選手のプレーをじっくり観察し、吸収できる部分があればすぐに自分のものにするタイプだ。実は今大会前の練習日、一緒に回った渋野日向子からもヒントを得ていた。それは、ラフからの打ち方と足の使い方だ。

「私は結構、重心移動を大きく使うタイプなんですが、渋野さんは体重移動をしていない感じで、それが、私が求めている下半身の使い方に近かったんです」。
吉田は通常、バックスイングで右足に体重を乗せ、ダウンスイングで左足へと体重を移す“横の動き”が大きいタイプ。一方、渋野は体の捻転を重視し、右足に体重を乗せつつ、ダウンスイングで左足へ体重を移しながら捻転を戻す“縦の動き”主体のスイングだ。
どちらが良い悪いではなく、自分に合うかどうかの問題であり、吉田は渋野の動きが「自分に合う」と感じたのだろう。

通常であれば、いきなり実戦で試すことは少ないが、吉田はこの日からさっそく“渋野式”の体重移動を採用。その結果、パーオン率83.3%という高い数字をマークした。
「なんか近くで見てくれているな、というのは感じました。『私のスイングを見るより姉ちゃん(吉田優利)を見ろよ』って感じですけど(笑)、そう言ってもらえてありがたいし、うれしかったです」と渋野。
練習日はもともと吉田ひとりで回る予定だったが、思いがけず先輩との同組というチャンスに恵まれた。その機会を逃さず、渋野のスイングを吸収した姿勢には、吉田の成長意欲とゴルフIQの高さが表れている。

現在、メルセデス・ランキング55位の吉田だが、目線は“来季前半戦出場権(55位以内)”よりも、その先の“シード権(50位以内)”にある。今季は自分より若い19歳、20歳の選手が次々と優勝しており、それも大きな刺激になっている。
残り試合はわずかだが、「自分も優勝したい」という思いは強い。幸い、初日は好スタート。ここから一気に、スコアボードの最上段を狙う。
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