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「彼のためなら何でもできる」 シャウフェレがのぞかせた“新米パパ”の一面 第二の故郷・日本で手にした愛息に捧げる10勝目
PGAツアー「ベイカレントクラシック」を制したのは、日本にルーツを持つザンダー・シャウフェレ。最終日を8バーディー、1ボギーの「64」で回り、通算19アンダーをマーク。“第二の故郷”ともいえる日本で、節目のツアー10勝目を手にした。
8月に待望の第一子が誕生「帰って会うのがとても楽しみ」
◆米国男子プロゴルフ
ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 10月9~12日 横浜カントリークラブ(神奈川県) 7315ヤード・パー71
母が日本育ちの台湾人で、祖父母は東京在住。さらに妻・マヤさんの母も日本人とあって、日本と縁の深いザンダー・シャウフェレが“第二の故郷”で再び栄冠を手にした。
前身大会でもある千葉県で行われた昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」で2位となり、日本の地で雪辱に燃えるマックス・グレイサーマンと首位タイで迎えた最終日。両者のデッドヒートは終盤までもつれた。
スタートの1番をパーとすると、続く2番でバーディーが先行。さらに4番、6番でもバーディーを奪取。7番パー3ではこの日唯一のボギーを叩いたものの、直後の8番でバウンスバック。前半で3つスコアを伸ばして、バックナインへと突入した。

すると、折り返しの10番でもスコアを伸ばし、13番からは連続バーディー。さらには終盤17番でもバーディーを奪い、この時点で後続のグレイサーマンに2打差をつける。
追うグレイサーマンも最終18番パー4のセカンドをピンそばにつけるスーパーショットでギャラリーを沸かし、バーディー締めの通算18アンダーでフィニッシュ。最後の最後までプレッシャーをかけたが、シャウフェレは2オン2パットのパーで勝負あり。通算19アンダーで、昨年の「全英オープン」以来となる今季初勝利と、節目のツアー通算10勝目を飾った。
日本での勝利は2021年「東京五輪」の金メダルに続く2度目。当時はコロナ禍の行動制限下だったが、今回は思う存分に家族と喜びを分かち合うことができる。
「家族で集まって、少しお酒を飲みながらお祝いをすると思います。会える機会は少ないですが、家族は横浜でも千葉でも、どんな場所の試合でも時間を作って来てくれるので、本当に感謝しています。今回の優勝を家族と分かち合えるのはすごく特別なこと。早く一緒にお祝いしたい」
また、8月には待望の第一子となる男の子が誕生したばかり。試合後の優勝会見では「彼のためなら何でもできると思えます。これまで感じたことのない感覚で、とても新鮮です」と語り、「帰って会うのがとても楽しみ」とパパとしての一面ものぞかせた。
家族との深い絆、そして新たな命の誕生――。人生の節目を迎えたシャウフェレが、日本という特別な地で手にした記念すべき10勝目は、これまで以上に意味のある勝利となった。満開の笑顔でトロフィーを掲げたその姿は“家族の力”を胸に戦う男の幸福そのものだった。
ザンダー・シャウフェレ
1993年生まれ、米・カリフォルニア州出身。サンディエゴ州立大を経て2015年にプロ転向。21年「東京五輪」では金メダルを獲得した。24年「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初制覇を成し遂げ、同年の「全英オープン」でメジャー2勝目。25年「ベイカレントクラシック」で節目のツアー10勝目を飾った。日本育ちの台湾人を母に持ち、祖父母は東京在住、妻・マヤさんも母は日本人と、日本に縁の深い選手としても知られる。
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