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- 渋野日向子は「次も頑張れそうだなと思える終わり方」と笑顔 次戦「TOTOジャパンクラシック」は現地ウエイティングの予定
「樋口久子 三菱電機レディス」最終日、31位タイからスタートした渋野日向子(しぶの・ひなこ)が2日連続の「67」をマーク。通算8アンダーでフィニッシュして13位タイまで順位を上げた。これで今季の国内戦は終了。次週の「TOTOジャパンクラシック」は現地でウエイティングする予定だ。
「すごく先が明るいと思える終わり方」
◆国内女子プロゴルフ 第32戦
樋口久子 三菱電機レディス 10月31日~11月2日 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県) 6690ヤード・パー72
2日目に続き、最終日も「67」をマークした渋野日向子だが、2日連続“ノーボギー”という結果に驚いた。
「珍しいっスね。超珍しい」。ノーボギーだったのは、好調だったショットが大きい。2日目はフェアウェイキープ率が100%、パーオン率が88.89%だったが、最終日もフェアウェイキープ率が85.71%、パーオン率は94.44%だった。
「これだけ安定してゴルフができるのってすごい久々だったので、この2日間っていうのは、今年一番いいゴルフができたんじゃないかと思える内容だったと思います」と、会心のゴルフに満足げだった。
実際、初日に2オーバーというゴルフをしていただけに、2日目の「67」は渋野自身も半信半疑だったのではないか。「今日のゴルフを台無しにしたくないからこそ、明日も本当に一打一打集中して頑張りたいです」と2日目終了後に語っていたが、自分のゴルフを確かめる意味でも、最終日のゴルフは重要だった。

バーディーを逃したホールもいくつかあったため、諸手を挙げて喜ぶことはできないが、最低限のラインをクリアしたのは間違いない。
「スタンレーレディスホンダ」から始まり、「富士通レディース」「マスターズGCレディース」、そして今大会と国内4連戦を終えた。本来なら米女子ツアーで戦っていなければならない立場ではあるが、同ツアーの出場資格がなかったこともあり、試合勘を失わないために国内ツアーに参戦した。
「スタンレーレディスホンダ」でいきなり予選落ちを喫して相当な不調に陥っていると思いきや、「富士通レディース」の初日にいきなり「66」をマークして単独首位に立つ。調子がいいのか悪いのか渋野自身も頭を傾げていたが、最後の2ラウンドで答えが出た。
「すごく先が明るいなと思える終わり方ができたので、4試合やって良かったなと思いました」。今大会の最終日は裏街道から8時22分のスタートだったが、大勢のギャラリーがスタートホールから渋野のゴルフを見守った。
前日の好スコアも影響しているが、渋野がどのようなゴルフを見せてくれるんだろうという期待もあるからだろう。その思いに本当の意味で応えるには、2週後の米女子ツアー「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」でしっかりと結果を残すことだ。
そのためにも「今自分がやらないといけないことに対して、全力で集中することかなと思います」と気を引き締めた渋野。運が良ければ、翌週の「TOTOジャパンクラシック」の出場もあり得るが、今のところはまだウエイティングの4番目は変わらない。後悔しないためにも、現地で吉報を待つつもりだ。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年の「AIG全英女子オープン」でメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは「スタンレーレディスゴルフトーナメント」「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」で勝利。22年からは米ツアーを主戦場としている。サントリー所属。
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