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「アグレッシブな攻め」が導いたボギーフリー ランキング1位浮上の23歳・金子駆大は“賞金王”と“海外挑戦”を視野に
国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」最終日、5打差リードの首位でスタートした金子駆大(かねこ・こうた)が「68」で回り、通算17アンダーで今季2勝目。賞金ランキング1位に躍り出た。
最後までピンをアグレッシブに攻めた金子駆大
◆国内男子プロゴルフ
三井住友VISA太平洋マスターズ 11月13~16日 太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県) 7262ヤード・パー70
5打差のリードで迎えた最終日、金子駆大にとって最も避けたいのは、序盤でスコアを落とす展開だった。
仮に金子がボギーを叩き、2位の選手がバーディーを奪えば3打差に縮まる。数字以上に差が縮まったというイメージが当事者だけではなく周囲にも広がり、異様なプレッシャーが襲ってくるからだ。逆に、バーディーやパーで発進できれば、自分のゴルフに自信が持てるし、5打差のリードは相手へのプレッシャーにもなる。
「1番ホールのパーパットは緊張しました。パーが取れたことですごくいい流れが来たと思います」
その言葉通り、2番、3番で金子は連続バーディーを奪う。2位タイのイ・サンヒが1番でバーディー、3番でイーグルを奪っていたので4打差に縮まったが、仮に金子がパーを3つ並べていたら、一気に2打差になっているところだった。

その後、金子は6番でティーショットを林に入れながらパーセーブし、9番でも4メートルのパーパットを沈めてピンチをしのぐ。前半のハーフを終えた時点で2人の差は4打差のままとなり、勝負は後半の9ホールへ。
李にしてみれば、金子がボギーを叩く雰囲気がないと思ったのか、無理に攻めたことでボギーを3つ叩く。気がつけば2人の差は最大7打まで広がり、勝負は決した。
「6番と9番のパーが大きかったですね。14番を終えたときにいけるかなと思いましたが、18番のティーショットを真っすぐ打てたときに勝ったなと思いました」。18番パー5では無理をせず、3オン2パットでパーセーブ。2位以下に6打差をつける通算17アンダーで逃げ切った。結局、4番以降はすべてパーだったが、ボギーを打たなかったことが勝因となった。
ただ、ずっと安全策をとっていたわけではない。
「通算20アンダーという目標を立て、そこに向かってラウンドしていました」というように、積極的にピンを狙うマネジメントが多かった。パッティングが決まらなかったことでバーディーを多く奪えなかったが、アグレッシブな攻めがボギーフリーのゴルフの要因といえる。
チャンスがあれば海外ツアー挑戦も
「このコースはグリーンが速く、距離が長くないところが自分のゴルフに合っていると思います」
確かに金子のスタッツを見ると、ドライビングディスタンスが279.72ヤード(90位)だが、平均パット数は1.7201(9位)と悪くない。ほかの選手が難しいという高速グリーンを苦にしなかったことが、ハイスコアにつながった。2日目以降はノーボギーだったが、「2日目からほぼ完璧なゴルフができたので、すごい自信につながるかなと思います」と胸を張る。
今回の優勝で賞金4000万円を獲得。シーズンの獲得賞金額が1億1401万1916円となり、賞金ランキング1位に躍り出た。
以前、賞金ランキング1位になれば海外にも挑戦したいと語っていた金子。次戦の「ダンロップフェニックス」終了時点で1位の座を守っていれば、PGAツアーの最終予選会から出場できる権利が与えられる。ただし、その場合は国内ツアーの最終戦である「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の欠場も視野に入れなければならない。
「賞金王っていうものもすごく取りたいですし、もうちょっと考えようかなと思います」。最終的な目標はPGAツアーで優勝することだが、まだ23歳と若いだけにそれほど焦ってはいない。
まずは国内ツアーの賞金王となり、その権利で翌年は欧州ツアーに参戦。そこでポイントランキングのトップ10に入ってPGAツアーを目指すというルートも頭の中に入っているようだ。
どちらにしろ、「ダンロップフェニックス」では賞金ランキング2位に落ちた生源寺龍憲も目の色を変えて優勝を狙いにくる。迎え撃つ金子にとっても気を抜く暇はない。その後のことを考えるのは試合が終わってからになりそうだ。
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