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「師匠です」「ライバルよ」健闘をたたえ合う申ジエと金澤志奈、勝てなかった最終日と来季への誓い
申ジエと金澤志奈は最終日、優勝圏内から勝利を逃し、悔しさのハグを交わした。互いを高め合う“師弟”の絆を胸に、2026年はともに優勝争いを目指す決意を語った。
◆国内女子プロゴルフ 最終戦
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月27~30日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6543ヤード・パー72
クラブハウス前で2人が互いの健闘をたたえ合うハグは、しばらく解けることがなかった。ツアー通算29勝の申ジエと、今季初優勝を挙げたばかりの金澤志奈。「師匠です」と慕う金澤に、「ライバルよ」と笑顔を返す申。そんな2人は「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」最終日、そろって優勝圏内にいながら勝利をつかめなかった。
ネイビーのトップスに白いパンツ。約束したわけでもないのに偶然“お揃い”となった朝の服装に、思わず顔を見合わせて笑い合った。緊張感漂う最終日のスタート前、束の間のリラックスとなった。
通算6アンダーで鈴木愛と並び首位スタートの金澤は最終組。その1組前で2打差3位タイから追う申は、一緒に回れない悔しさを抱えつつも「どっちが勝っても泣いちゃうかも」と語るほど、優勝争いを楽しみにしていた。しかし申は4バーディー3ボギーの3位タイ、金澤は11番のダブルボギーが響き6位タイに終わった。
鈴木と岩井千怜のプレーオフが始まる頃、冒頭の長いハグが見られた。悔しさと安堵、さまざまな感情が交錯していた。
一方の申は、ツアー通算30勝で得られる永久シード権が懸かっていた。実際にはすでに31勝しているが、日本ツアー登録前や米ツアー資格で出場した勝利が規定でカウントされず“あと1勝”のまま最終日を迎えていた。
ハグの後、申はつぶやいた。「ごめんね。私が先にバーディーを取っていけなかったから」。前の組から勢いをつけられなかったことへの悔しさだった。

申が日本でプレーし始めた頃からサポートしているのが、日本ツアー1勝の金愛淑(キム・エスク)。その合宿に通っていたのが金澤だった。「志奈は中学生の頃から知ってる」と言う申にとっては“妹分”のような存在。「なんでも聞きに来ていたけど、今年は自分で考えることが多くなった。自分のゴルフができるようになった」と、その成長を間近で感じていた。
その成長が結果として表れたのが9月の「ソニー日本女子プロ選手権」。桑木志帆との激闘を制し、初優勝がいきなり公式戦という快挙だった。今大会は2つ目の公式戦タイトルを狙う挑戦でもあった。
申は「サロンパス」優勝後しばらく不調が続き、「夏は暗いトンネルの中にいた」と振り返るが、10月の「日本女子オープン」から調子を取り戻していた。それだけに、最終戦の勝利を逃した悔しさは大きい。
金澤は「いい1日ではなかった。3パットも多くて運もなかった。でも気持ちはずっと優勝を目指して攻められた」と収穫と課題を語った。

申は「2026年はあと1勝だけじゃなく、毎週優勝争いをしていきます。志奈ともまた争います」と宣言。金澤も「ショット力を上げてバーディーチャンスを増やしたい。ショートゲームには自信があります」と意気込む。
来季に向け、2人は豪州で合同キャンプを行う予定だ。次の直接対決に向け、師匠と“妹分”の絆はさらに深まる。
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