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- 「ショートだけは避けろ」 逆打ち&左下がりを“完璧処理”した今季初V・21歳女子プロのアプローチ技術がスゴすぎた
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」で悲願の初優勝を飾ったウー・チャイェン(台湾)選手のアプローチに注目しました。
左足下がりのライでは“カット軌道”で振るべき
国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」でレギュラーツアー初勝利を飾ったウー・チャイェン(台湾)選手のハイライト動画が、JLPGAの公式Xで公開されています。
内容は、3日目の7番ホール(パー4)と、最終日の16番ホール(パー3)、17番ホール(パー5)です。ウー選手はリカバリー率9位とアプローチ技術に定評がある選手。動画内でも見事な寄せでリカバリーに成功しています。
まず、7番は木の根っこにボールが止まり、右打ちができない状況。ウー選手は“左打ち”を敢行してこの難局を打開しました。
本人いわく、「試合で左打ちをしたのは初めて」だそうです。右打ちの人が左打ちをすると、手首をガチガチに固めてボールをしっかり飛ばせなくなることがあるのですが、ウー選手はリストを柔らかく使ってリカバリーしていたのが印象的でした。

逆打ちをする機会はあまりないとは思いますが、左打ちをしなければいけない状況に遭遇した時は、ウー選手のようにリストを柔らかく使って、ヘッドの重さを感じながらボールを捉えるのがポイントです。
続く16番と17番では、どちらもニアサイドの左下がりからのアプローチ。どちらのショットも着弾点とボールの転がりをしっかりとイメージし、思い描いた通りの球筋でアプローチに成功しています。
左足下がりのライでは、左足体重で傾斜に対して垂直にアドレスするのがセオリーです。また、ヘッド軌道はインサイド・アウトにするとダフってしまうため、アウトサイド・インで振り抜くことも重要。カット軌道で振ることで、ボールに対してクリーンにコンタクトすることができます。
左下がりのライ、左足体重、カット軌道で振ると、ロフトが立った状態でボールを捉えることになります。つまり、球が低く出てランが増える球筋になるため、キャリーとランの割合を明確にイメージしてから打つことが大切。下半身のエネルギーを効率的に腕に伝えることができるのです。
最優先にすべきは“グリーンに乗せる”こと
ウー選手の場合、どちらのシチュエーションでもウェッジを使用してうまく打っていましたが、一般のアマチュアゴルファーには8番アイアンやユーティリティーを使うことをオススメします。ウェッジで打つとスピンが入ってしまい、ショートする可能性があるからです。
ニアサイドからのアプローチで最も避けたいのはショートすること。同じ状況から再びアプローチをする危険性があるため、距離を合わせようとするよりも、カップから遠くても確実にグリーンに乗せることを優先させるといいでしょう。
ウー選手のように抜群のアプローチ技術、ウェッジさばきの技術があれば1パット圏内に寄せることも可能ですが、一般的にはニアサイドからのアプローチは寄せようしないほうが無難です。
グリーンに乗せることを最優先にして、「2パットで済めばOK」と割り切ったプランを組むことで、大叩きを防ぐことができるでしょう。
ウー・チャイェン
2004年3月25日生まれ、台湾出身。4歳からゴルフを始め、22年11月のプロテストに合格。神谷そら、仲村果乃、小林光希らと同期のJLPGA95期生。23年に下部のステップ・アップ・ツアーで3勝を挙げて賞金ランキング1位になり、同年12月の「JLPGA新人戦加賀電子カップ」も優勝。25年11月の「大王製紙エリエールレディス」でレギュラーツアー初優勝を飾った。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。デビッド・レッドベターら世界中のコーチの教えを直接学んだゴルフスイングコンサルタント。現在は主にPGAツアーの解説者なども務め、ゴルフ最前線の情報収集を行っている。
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