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- 「メジャー獲ってないよな?」ジャンボの一言が火をつけた 女王・佐久間朱莉の新たな挑戦
年間女王に輝いた佐久間朱莉が師匠・ジャンボ尾崎の言葉を胸に来季はメジャー制覇と5勝を目標に設定。過酷なシーズンを経て、新たな挑戦へ動き出した。
「年間女王を取ることができました」。最終戦終了の2日後、そう挨拶に行った佐久間朱莉に、師匠であるジャンボ尾崎将司の言葉は、優しく、そして厳しいものだった。
「『今年はよく頑張った。でもメジャー(国内公式戦)を取ってないんだよな? なんでだよ』という感じで……」。
佐久間はその言葉をしっかりと受け止め、来季は「メジャー優勝」と「今年届かなかった5勝」を新たな目標に設定した。
待望の初優勝から4勝を挙げ、年間女王に輝いた2025年。その疲れは想像以上だった。ジャンボに挨拶した翌日、体調を崩した。「39度の熱が出て、吐き気もして、おなかも痛くて」と倒れ込んだという。
再びクラブを握れたのは、そこから1週間後。「そしたら筋肉痛になりました」と笑うほどの“強制休養”となった。「一気に疲れが出たんですね」と苦笑するが、それだけハードなシーズンだったことを物語る。

この日は、クラブ契約を結ぶPINGのファン感謝祭。イベントの最後に挨拶した岡田健二社長が、こんなエピソードを披露した。
「以前、小学校4年生の女の子のお父さんから、サポートをお願いしたいというメールを頂いたことがあります。その子はどんどん上手くなり、22歳になって女王になりました」。
「小話」としてさりげなく紹介されたその話には、長年支え続けた選手が頂点に立ったメーカーとしての喜びがにじんでいた。
対する佐久間も、同社のクラブへの信頼をこう語る。「どのシリーズもハズレがない。左右のブレが少ない」。さらに昨オフに米アリゾナ州の本社を訪れて合宿したことにも触れ、「濃い時間が過ごせた。あれがなかったら今年はなかったと思います」と断言。このオフも再び当地で開幕に備えることを宣言した。
エンジニアだった創業者、カーステン・ソルハイムが、自宅ガレージで苦手だったパターを作ったことから始まったPINGの歴史。打音の「ピン」から名付けられたそのクラブは、米ツアーを中心に使用者が広がり、プロの世界でも欠かせない存在となった。その歩みが漂うイベントの空間で、佐久間父娘の歴史もまた重なった。
オフの課題は「スピンコントロール」。グリーンが柔らかい灼熱の夏に苦戦した今年の経験から導き出されたテーマだ。女王の宿命として超多忙な12月を過ごしているが、それでもトレーニングの予定はしっかり入っている。
「ゆっくりする時間がないな、とは思いますけど、やらないと気が済まないタイプなので」と、ストイックな姿勢を見せた。
本格始動は1月6日からの宮古島合宿。1月24日のジャンボ79歳の誕生日を祝ったのち、アリゾナへ向かう。そして3月の開幕とともに、再び女王の座へ向けた戦いが始まる。
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