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- 国内賞金王1.2億円、LIVは35位で約5億円 ――浅地洋佑を突き動かした“別格の舞台”と飛距離+10ヤードの異次元刺激
LIVゴルフ参戦を決めた浅地洋佑が、世界トップ選手と回ることで得た飛距離アップや意識の変化を語る。アジアンツアーがもたらす成長と、その先に広がる新たな世界への挑戦を描く。
一緒に回る選手の影響で飛距離アップ
国内男子ツアーの賞金王となった金子駆大は1億2023万1009円を獲得したが、LIVゴルフツアーに参戦して賞金ランキング35位となった香妻陣一朗は314万6583ドル、日本円にして約4億9000万円を手にした。そのLIVゴルフツアーに2026年は浅地洋佑が参戦する予定で、その心境を聞いた。
LIVゴルフツアーといえば、当初は参戦するのが難しいイメージがあったが、近年は門戸が広がった印象がある。現在、アジアンツアーにはLIVゴルフが投資しており、その一環としてインターナショナルシリーズが開催されている。このシリーズで年間ランキング2位以内に入ると、翌年のLIVゴルフツアー出場権が与えられる。当初は1位のみが対象だったが、11月に「2位以内」まで枠が拡大され、同ランキング2位の浅地も来季の出場権を手にすることができた。

「自分の場合は最初からLIV参戦を意識していたわけではなく、たまたま出場したシンガポールオープンで優勝したことで道が開けました。せっかくいただいたチャンスなので、しっかり頑張ろうと思っています」と浅地。来季は2月から8月までをLIVゴルフツアー中心に戦い、その後は日本とアジアを行き来する予定だという。
「メジャーチャンピオンやPGAツアー優勝経験者が多く参戦する中で戦うのは、ものすごく刺激的だと、仲のいい香妻陣一朗から聞いていました。賛否はあるかもしれませんが、プロである以上、試合で賞金を稼ぐのは当然のこと。何を言われても、今年はLIVで頑張ります」。高額賞金は確かに魅力的だが、浅地によれば、LIVで戦うメリットはそれ以上に大きいという。
「インターナショナルシリーズにはLIVの選手も何人か出場しますが、みんな本当に振ってくるんです。自分も一緒に振っていたら、飛距離が10ヤードくらい伸びました。そういう環境に行くことで、実力が自然と上がっていくんですよね」。アジアンツアー自体のレベルは日本ツアーよりまだ低いとしながらも、LIVの選手が加わることで、日本ツアー以上のレベルになることも珍しくないという。浅地に限らず、アジアンツアーの選手も10試合近く高いレベルの試合を経験すれば、確実に実力が底上げされると見られる。いずれは、単体でも日本ツアーのレベルを上回る可能性は大きいだろう。
対応力アップが期待されるアジアンツアー
LIVゴルフのメンバーが数人しか出場しないインターナショナルシリーズでもこれほどの効果があるのだから、フル参戦となるLIVゴルフツアーでは、どれほどの刺激を受けるのか。浅地の期待も高まっている。そんな浅地のもとには最近、アジアンツアーについて質問したり、同ツアーのQTを受けると報告しに来たりする若手選手が増えているという。アジアンツアーからLIVゴルフへのルートも魅力的だが、それ以に「自分を成長させてくれる舞台」という認識が広がっている。浅地自身も、アジアンツアーは世界進出へのステップとして最適だと語る。
「毎週、違う国で試合をするので、気候や芝質も変わります。PGAツアーや欧州ツアーも日本とは違う芝で戦うわけですから、対応力は確実に上がります」。さらにコースセッティングについても言及。「ティーショットをレイアップする場面はほとんどありません。できるだけ飛ばして、セカンドを短い番手でバーディーチャンスにつけないと上位にはいけないセッティングばかりなんです」。そうした攻めのゴルフはPGAツアーにも通じるもので、その感覚を身につける意味でも、アジアンツアー参戦の意義は大きい。
実際、今年のインターナショナルシリーズに出場した池村寛世も「球質の違いを感じましたし、体の大きさなども考え直さないといけないと感じました。うまくなりたいというモチベーションはかなり上がりました」と語っている。アジアンツアーからLIVゴルフへ。PGAツアーや欧州ツアーとは異なるルートではあるが、世界へ飛び出す選択肢が確実に広がっているのは間違いなさそうだ。
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