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- 「金谷拓実×吉本ここね」「神農洋平×木戸愛」など近年プロ同士の結婚が増えた!? 過去のゴルファー夫婦と増加した背景とは?
金谷拓実と吉本ここねが先日結婚を発表しました。最近、よく聞くようになった気がする「プロゴルファー同士の結婚」について考えていました。
プロゴルファー同士の結婚が以前と比べて増えている
男子プロゴルファーの金谷拓実選手と女子プロゴルファーの吉本ここね選手が、2025年1月に結婚していたことを発表しました。
男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」大会前日の12月3日に発表したのは理由がありました。SOMPOひまわり生命が12月22日に開催する特別イベント「~金谷拓実プロ&吉本ここねプロ×SOMPOひまわり生命『健康とライフプラン、ふたりで始める第一歩』夫婦で学ぼう~」のニュースリリースが報道関係各社に一斉配信されたからです。
そのニュースリリースの見出しに「プロゴルファー夫妻 金谷拓実&吉本ここね初出演!」と書かれていたので、「えっ、これってどういうこと!?」「2人は結婚しているの?」と各社から問い合わせが入り、結婚のニュースが流れました。
金谷選手は1998年5月23日生まれの27歳。2020年10月にプロ転向し、ツアー8勝を挙げています(アマチュア時代の勝利数を含む)。2025年シーズンはPGAツアー(米国男子プロゴルフツアー)にフル参戦し、ポイントランキング99位で来季のシード権を獲得しました。

吉本選手は2000年1月5日生まれの25歳。2018年のプロテストに合格し、2023年にステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)の「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」で1勝を挙げています。
このところプロゴルファー同士の結婚が以前と比べて明らかに増えました。2025年4月に自身のインスタグラムで結婚と妊娠を発表したのは女子プロゴルファーの立浦葉由乃選手。お相手は同じくプロゴルファーの作田大地選手でした。立浦選手は2017年プロ入会の29歳、作田選手は2020年プロ入会の28歳です。
2024年12月に自身のインスタグラムで結婚と妊娠を発表したのは女子プロゴルファーの山村彩恵選手。発表当時は「お相手もプロゴルファーの方です」としか公表していませんでしたが、そのお相手が黒木紀至選手であることが後日判明しました。山村選手は2012年プロ入会の33歳、黒木選手は2016年プロ入会の32歳です。
2024年2月にメディアを通じて結婚を発表したのは、松田一将選手と新海美優選手。2人はプロゴルファーの鈴木規夫さんに指導を受けている縁で知り合い、結婚に至ったそうです。松田選手は2016年プロ入会の30歳、新海選手は2014年プロ入会の30歳です。
夫婦の役割分担が多様化したのでプロ同士が結婚しやすくなった
筆者は1999年から2007年までゴルフ雑誌の編集部に在籍していましたが、その間にプロゴルファー同士が結婚したのは2005年3月の高橋竜彦選手と牛渡葉月選手くらいしか記憶にありません。高橋選手は結婚した年の「アイフルカップ」でツアー初優勝。翌2006年の「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」で2勝目を挙げました。
でも、その後のプロゴルファー同士の結婚となると、2017年3月の小平智選手と古閑美保選手ということになるでしょうか(2022年11月に離婚)。このころからプロゴルファー夫婦が増え始めた印象があります。2019年9月に谷口拓也選手と一ノ瀬優希選手、2021年1月に伊藤有志選手と大西葵選手、2023年8月に神農洋平選手と木戸愛選手が結婚しました。
プロゴルファー夫婦がどうしてこんなに増えたかというと、夫婦の役割分担が多様化したことが最も大きな要因ではないかと推測しています。
2000年代前半にゴルフ雑誌の取材で女子プロゴルファーの結婚観を聞く機会がありましたが、ほとんどの選手が「いずれは結婚したいけど出会いがない」と嘆いていました。
「トーナメントのプロアマで、自分のお父さん世代の方とは知り合う機会がありますが、同世代と知り合う機会がありません。知り合ったとしても、結婚相手として見てもらえません」
結婚相手として見てもらえない理由をたずねたとき、ある選手が口にした言葉が今でも脳裏に焼きついています。
「女子プロになる子たちは、ジュニア時代に全国大会に出たりすると、料理をさせてもらえなくなるんですよ。包丁で手を切ったら練習できなくなるから、包丁を持つのが禁止になります。『包丁は持たなくていいからクラブを持って練習しろ』といわれるようになります」
「でも、料理をしたことがなくて、ゴルフしかしてこなかった女性は、一般的な男性には相手にしてもらえません。だから料理好きな男性や家事が得意な男性を探すしかないんです」
当時は男性が外で働き、女性が家で家事育児をするという価値観が色濃く残っていました。それが時代とともに夫婦の役割分担の固定観念が薄れ、それぞれの夫婦が自分たちに合った形を模索するようになりました。
かつての女子プロはツアーでの活躍がひと段落してから婚活に励むのが自然な流れ、みたいな雰囲気がありましたが、これからの時代は結婚してからツアーでの活躍が加速する選手も次々と現れそうです。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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