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- コンタクト2枚重ねでプレーの“超天然”!? オフはサウナで修行? 菅楓華が明かす意外な素顔と20歳の本音/シーズンオフインタビュー【後編】
初優勝とメルセデス・ランキング4位で飛躍した菅楓華が、実は「せっかちでちょっと抜けている」素顔を告白。家族への感謝、ご褒美、将来の夢まで等身大の本音を語った。
表情は変えないけれど、親はお見通し
2025年シーズンに初優勝を挙げ、メルセデス・ランキング4位に入った菅楓華。コース上では冷静沈着なポーカーフェイスを貫くが、実は20歳のもう一つの素顔は「せっかち」で「ちょっと抜けている」と笑う。支えてくれる家族のこと、そして将来の夢について語ってくれた。

──24年のプロ1年目から2年目にかけて、精神的な成長を感じる部分はありますか?
特にメンタル面ですね。あまり人を気にせず、自分のプレーに集中できるようになったことと、焦らなくなったことです。同期にはうまい子がいっぱいいて、以前は「あの子は今いくつなんだろう」「何位なんだろう」と内心すごく気にして、ボードを見ていました。
――意外とボードを見るタイプなのですね。
そうなんです。それを見て焦るのではなく、「攻めるか、攻めないか」を判断するために見るようになりました。燃えるタイプなので、見すぎてプレーに影響しちゃうこともありますけど(笑)。
──プレー中に表情はあまり変えないように意識されているのでしょうか?
ボギーを打ってもバーディーを取っても、あまり表情は変えないようにしています。でも、親はずっと私のプレーを見ているので、車の中で「今の態度はダメだ」とか「顔が怒っていた」と指摘されることがあります(笑)。親は私が打った瞬間のボールをほとんど見ずに、私のフィニッシュや顔を見て「どこに飛んだか」を判断しているみたいです。特に母は常に帯同してくれているので、一番の理解者ですね。
「明るいけれど、ちょっと抜けている」

──ご自身では、自分の性格をどう分析していますか?
どんな性格なのかな……。キャディーさんには「明るいけれど、ちょっと抜けている」と言われます。しゃべらないとしっかりして見えるらしいんですけど、しゃべるとダメだねって(笑)。
──周囲が「抜けている」と思うようなエピソードがあったんでしょうか。
車の道は間違えないです。でも、コンタクトレンズを同じ目に2枚重ねてつけていたことがあります(笑)。
――それはプレー中のことですか?
はい(笑)。一日が終わる頃に気づいて、「あれ、2枚もつけてる!」って。全然痛くなかったんですけど、両目ともやっていました(笑)。それはさすがに周りからも突っ込まれました(笑)。
──プロとしての生活や、プロアマ、ファンとの交流には慣れましたか?
かなり慣れました。24年シーズンのプロアマは毎週ではなかったのですが、今年はシード選手なので毎週参加しています。その中で、お客さんとお話しすることは本当に大事だなと思いました。特に第一印象で見られ方も決まると思うので、いろいろな先輩プロを見て勉強しています。
――誰か参考にしているプロがいますか?
河本結さんです。見ていると言葉選びがすごく上手で、とにかく明るい。あいさつ一つでその場の雰囲気が変わるというか。私もそういう自然な立ち振る舞いができるようになりたいです。
母にはバッグ、自分へのご褒美が「時計」のワケ

──今年は1億円を超える年間獲得賞金を手にしました。ご両親やご自身へのご褒美は何か買いましたか?
私が高校生の時から、車での送迎や体調管理など、一番支えてくれたのが母です。初優勝した時は「やっとだね」と言われて、これまでのことを思い出すと感謝しかありません。それで、母がバッグを欲しがっていたので、オフに一緒に買い物に行こうと思っています。自分へのご褒美は、時計を買いたいなと思っています。
――普段から時間を気にするタイプですか?
プレー中に気にすることはないですし、普段もしないです。でも、スポンサーさんとの会食やプロアマのパーティーで、先輩プロたちが格好いい時計をされているのを見て、「あ、いいな」と思ったので、私も何か買いたいなと思いました。
──年間表彰式のJLPGAアワードも、すごく楽しかったそうですね。黒のフレアスカートと白のジャケットの組み合わせで、カッコよさがありました。
華やかな場所は大好きで、今まで見てきた舞台に出席できて夢のようでした。裾を持ち上げないと歩けないので、歩き方はめっちゃ練習しました(笑)。ドレスアップした皆さんが本当にきれいでした。私は実は水色が大好きなので、いつかシンデレラみたいな水色のドレスを着てみたいなと思っています(笑)。そういう華やかな舞台にまた戻ってこられるよう、頑張りたいです。
一度も行ったことがないサウナに挑戦したい

──このオフに新たにやってみたいことはありますか?
一つはサウナに行ってみたいです。実は一度も行ったことがないんです。私は性格的にすごく「せっかち」で、待つのが嫌いなので、サウナに入るのを避けてきました。でも、その我慢が修行になるかなと思っています(笑)。
――プレーのスピードも速い印象です。迷わず打つプレーは「せっかち」だから?
あ、それもあります。いつも早く終わりたいと思っています(笑)。でも、このプレースタイルは自分のリズムでもあるので、キャディーさんからも「絶対に変えないで。それがいいところだから」と言われています。
──将来的にはどんな選手になりたいですか?
これは、かねてずっと言ってきているのですが、30歳までに年間女王になること。それが一番の目標です。その過程で米メジャー優勝も目指したい。でも、まずは日本で常に安定して成績を残せる選手になりたいですね。憧れは櫻井心那さんや、子どもの頃から見ていた上田桃子さん、小祝さくらさん。たくさんの人に名前を知ってもらえるような選手になれるよう、頑張ります。
取材・構成/キム・ミョンウ
菅 楓華(すが・ふうか)
2005年5月17日生まれ、宮崎県出身。近所の公園で遊んでいたお姉さんに誘われ、6歳でゴルフを始めた。中学時代に九州大会を制し、ジュニア国際大会でも日本代表として活躍。2023年プロテストに一発合格するも、ファイナルQTでは不運な失格を経験した。24年のプロデビュー戦で7位タイと存在感を示し、25年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で悲願のツアー初優勝。将来は年間女王を目標に成長を続けている。
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