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ステップ女王を鼓舞した友の「その日絶対ユニバ行くからQT行かんようにしてや!」 3勝挙げた大久保柚季どんな選手?
2025年ステップ・アップ・ツアーで賞金女王に輝いた大久保柚季。その原動力は友人たちからの愛あるプレッシャーでした。同ツアーの多くの試合で実況を担当する小西綾子氏が本音を聞きました。
「QTはそう簡単なものじゃない」
おくればせながら、2026年、あけましておめでとうございます。
ついこの前、2025シーズンが終わったばかりのような気がしますが、カレンダーをめくれば、沖縄での開幕まであと2カ月を切りました。
「想像以上の結果。自分でもびっくりです」
そうルーキーイヤーを振り返ったのは、2025年ステップ・アップ・ツアーで3勝を挙げ、見事賞金女王に輝いた大久保柚季選手(22)です。
当初の目標は「ステップ1勝、または明治安田ステップ・ランキング(=賞金ランキング)10位以内」と控えめなものでした。その裏には、「ファーストQT(予選会)だけは避けたい」というとても現実的な思いがあったといいます。

「プロテスト合格直後の勢いだけで通った1年前とは違う。QTはそう簡単なものじゃない」
彼女は早い段階から、冷静に自分自身を見つめていました。
しかし、蓋を開けてみれば、7月の「カストロールレディース」で初優勝。さらに1カ月後の「山陰ご縁むす美レディース」で2勝目を挙げ、快進撃を続けます。中でも彼女が「一番うれしかった」と語るのが、10月の「サロンパスレディス」で飾った3勝目でした。
「シーズン終盤の『山口周南レディース』は、推薦をいただいたJLPGAツアーに出場するため、欠場することが早くから決まっていたんです。でも隙は見せたくなかったから、周りには言いませんでした。絶対にその週までにもう1勝する、と心に決めていました」
自らに課した高いハードルを、見事に飛び越えてつかんだ3勝目。その結果、ランキングは1位に躍り出ます。ただ、「1位のプレッシャーは本当にきつかったです。2位とは全然違う。できることなら最終戦まで追う立場でいたかった」という本音も彼女は明かしてくれました。
そんな重圧の中、彼女の背中を強烈に押したのは、意外にも高校時代の友人たちでした。
「QTファイナルの日程に、友達から『この日しか無理だから、ユニバに行こう!』って誘われて(笑)。『絶対その日に行くから、QTを受けなくていいようにしてや!』って、プレッシャーをかけられていたんです」
この愛ある(?)プレッシャーを味方につけ、彼女は見事に賞金女王の座を死守。約束通り、QT会場ではなく、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで最高のオフを過ごす権利を自らの力で勝ち取りました。
「ツアー1勝、またはシード権獲得。そしてリコーカップ出場」
JLPGAツアーに主戦場を移す今季、見据える課題は明確です。
昨シーズンのステップ・アップ・ツアーのスタッツを見ると、彼女の強みが際立ちます。
・平均パット数:1.7852(1位)
・フェアウェイキープ率:79.5910%(1位)
「思った以上に手応えがあった」と語るパッティングと、もともとの強みであるティーショットの安定感。この“2冠”が、女王の原動力となりました。一方で、さらなる高みを目指すために掲げたのが、「飛距離をあと10ヤード伸ばすこと」です。
昨年、JLPGAツアー参戦時に計測された平均飛距離は224.47ヤード。これは、ツアー全体では90位相当の数字となります。
「チャンスをより多く作るためには、セカンドショットをアイアンで打てる回数を増やしたい。そのために今は、トレーニングで下半身を強化し、肩甲骨周りの柔軟性を高めています」
現状に甘んじることなく、武器を磨き直す日々を送っています。
もちろん、楽しみも忘れていませんでしたよ! ユニバの次に待っている最大のご褒美、それはなんと「Snow Man」のライブ。
「数年ぶりに当選したんです!」
そう話す声ももちろんワントーン上がります(笑)。厳しい練習の合間のリフレッシュ。これこそが、さらなる躍進の源かもしれません。
今シーズンの目標は「ツアー1勝、またはシード権獲得。そしてリコーカップ出場」。
「昨年のリコーカップはテレビで見ながら、選ばれし選手だけが戦えるあの舞台が、本当にかっこいいなと思っていました。私もあの場所に行きたいです」
開幕ダッシュでリランキングを確実にクリアし、得意の夏に向けて、再びピークを持ってこられるか。2026年、大久保柚季選手がJLPGAツアーでどんな風を巻き起こすのか、今から待ち遠しくてなりません!
大久保 柚季(おおくぼ・ゆずき)
2003年10月13日生まれ、大阪府出身。24年プロテストに合格し、ステップ・アップ・ツアーを中心に戦った25年、「カストロールレディース」で初優勝を遂げると、年間3勝を挙げ、明治安田JLPGAステップ・アップ・ツアー賞金ランキング第1位を獲得。加賀電子所属。
小西綾子(こにし・あやこ)

大阪府出身。日本体育大学 大学院体育科学研究科修士課程修了。大学院卒業後、スポーツ科学関連への進路もあったが、身近に感じたスポーツの楽しさ、醍醐味を伝える仕事をする決心をし、それまでのキャリアを捨てしゃべり手としての人生をスタート。ゴルフ中継の実況、ラウンドリポートに定評あり、インタビュアーとして選手からの信頼も厚い。主な出演番組は「JLPGA レギュラーツアー・ステップアップツアー中継」実況・ラウンドリポーター・インタビュアー(スカイA、U-NEXT)、「LPGA 女子ゴルフツアー中継」実況(WOWOW)、「マナミ&光里のGOLF LOVERS」司会(J:COM BS、ゴルフネットワーク、スカイA )
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