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- 勝みなみが悲願の初Vへ「基本を大事に」 変化と土台を武器に挑む米4年目の開幕
米女子ツアー4年目を迎える勝みなみ(かつ・みなみ)が、基本への原点回帰と充実したオフを経て今季初戦に挑む。初Vへ自信を深め、タイでのアジアシリーズ初戦で優勝争いを狙う。
「基本」に立ち返り、太くなった土台
◆米国女子プロゴルフ
ホンダLPGAタイランド 2月19~22日 サイアムCC オールドC(タイ)6649ヤード・パー72
米女子ツアー参戦4年目を迎える勝みなみが、いよいよ今季初戦の舞台に立つ。昨季はメジャーの「AIG全英女子オープン」で単独2位、さらに「ビュイックLPGA」ではプレーオフの末に惜敗と、米初優勝まであと一歩に迫った。2026年、勝が見据えるのは「優勝」の二文字のみだ。

オフシーズンのテーマに掲げたのは「基本を大事にする」こと。スイングの基礎からトレーニング、体の使い方に至るまで、徹底して土台を作り直した。「基本がしっかりしていないと、スイングも気持ちも安定せず、不安要素が増える」という昨季の気づきが、原点回帰へと向かわせた。
現在のコンディションについては「今までで一番、体の状態がいい」と断言。1月には数年ぶりとなる宮崎合宿を行い、施設をフル活用して自らを追い込んだ。さらに鹿児島への帰省中も練習の手を緩めず、「いい準備ができた」と手応えを口にする。
異業種からの刺激と「推し活」でリフレッシュ
心身の充実の背景には、野球界からの刺激もあった。オフには沖縄を訪れ、阪神タイガースと北海道日本ハムファイターズのキャンプを視察。他競技のアスリートの体の使い方やタイミングを観察し、「ゴルフにつながるものがあった」と語る。
「人のスイングを見ると、自分では気づけないポジションのズレや失敗の理由が見えてくる」
独自の視点でヒントを吸収し、ハードな練習の合間には阪神の練習見学で“推し活”も満喫。心身ともにリフレッシュした状態でタイ入りした。
攻略のカギは独特なグリーンとパット
初参戦となる今大会の会場・サイアムCCについては「6、7年前に一度回ったことはあるが、ほぼ新たな気持ち」と笑顔を見せる。練習ラウンドを終え、警戒するのは独特な芝目だ。
「グリーンが入り組んでいて、芽も強い。白と黒がはっきりしている」
特有のコントラストに目を光らせる。キャディーからは「本番はさらに速くなる」との助言も受けており、「しっかりメリハリをつけて考えたい。伸ばし合いの展開になると思うので、一つでも多くバーディーを獲りたい」と攻略のイメージを膨らませた。
「1つ勝てばリズムをつかめる」自信を胸に
所属である明治安田のロゴが入った新たな帽子をかぶり、「応援してくれる方々の気持ちを背負い、後押しされていると感じる」と表情を引き締める。
初優勝への意欲を問われると、「自分の中に結構(イメージが)あります。優勝できる位置には来ている」と力強く語った。
「1つ勝てばリズムをつかめる。できそうな気がします」
言葉の端々に、これまでにない自信がにじむ。今週のタイ、そして次週のシンガポールで開催される「HSBC女子世界選手権」。オフの成果を試す2連戦で、まずは優勝争いに食い込みたいところだ。(タイ・チョンブリ/キム・ミョンウ)
勝 みなみ(かつ・みなみ)
1998年7月1日生まれ、鹿児島県出身。渋野日向子、畑岡奈紗、原英莉花らツアーを席巻している「黄金世代」の一人。2014年の「KKT杯バンテリンレディス」で、アマチュアながらJLPGAツアー史上最年少優勝(15歳293日)を達成し注目を集める。17年のプロ入り後、翌年の「大王製紙エリエールレディスオープン」でプロ初優勝。22年「日本女子オープン」で史上3人目の大会連覇を達成。23年からは米ツアーを主戦場としている。明治安田所属。
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