- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- パット3部門“60位以下→2位以上”の劇的改善 河本結、年間女王へのカギはショット精度と飛距離か?
河本結は2年前に低迷したパット3部門をトップ2水準まで引き上げ、安定感を確立しました。年間女王へ向け、課題はショット精度と飛距離の復調です。
年々パットの安定感が向上
河本結は、年間女王を目標に掲げた昨季、8月の「北海道meijiカップ」と10月の「スタンレーレディスホンダ」で優勝し、初のシーズン複数回優勝を達成しました。予選落ちはわずか1回、トップ10入りは14回を数え、安定した成績でメルセデス・ランキング3位に入り、キャリアハイのシーズンとなりました。
その安定感を支えたのがパッティングです。パーオンホールの平均パット数が1位、1ラウンド当たりの平均パット数が2位、3パット率も2位と、いずれもツアー屈指の数字を記録しました。さらに、パットの影響が大きいリカバリー率とサンドセーブ率も2位でした。平均バーディー数は4位、パーセーブ率は3位、平均ストロークは2位と、好成績の大きな要因となっています。

もともとパットのスタッツは極端に悪かったわけではありませんが、2023年シーズンはパーオンホールの平均パット数が60位、1ラウンド当たりの平均パット数が65位、3パット率は84位と低迷しました。結果、メルセデス・ランキングも85位まで落ち込みました。
しかし、2024年シーズンにはこれら3項目がそれぞれ5位、7位、8位まで回復しました。安定したパッティングを武器に5シーズンぶりの優勝を果たし、復活の兆しを見せています。この「安定したパッティング」は、今季も最大の強みとなりそうです。
ショット精度はわずかに向上

今季のパーオン率は32位、ボールストライキングは44位でした。ショット関連のスタッツは、パット関連と比べるとやや物足りない数字が並んでいます。
しかし、本来の河本はパット巧者というよりもショットメーカーです。メルセデス・ランキング8位に入った2019年は、パーオン率が12位、ボールストライキングが11位と、ショット精度の高さが際立っていました。
この頃のショット精度を取り戻すことができれば、悲願の年間女王に近づきます。その兆しもわずかながら見えています。ボールストライキングの順位は、65位だった2022年シーズンから、毎年少しずつ向上しているのです。
さらなる向上のためには、ドライバーの飛距離回復も鍵となります。ドライビングディスタンスは、2019年の13位をピークに、2020-21年シーズンは20位相当(※)、その後は27位、25位、39位、48位と下降傾向にあります。
経験を重ねることで培われた状況判断力や試合運びの冷静さに加え、ショット精度が復調し、飛距離低下に歯止めがかかれば、安定したパッティングを生かしてさらなる好成績が期待できます。
(※)規定ラウンド数不足のため「相当」
開幕戦で勢いをつけられるか
河本の今季初戦は、3月5日に開幕する国内ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(琉球ゴルフ倶楽部)となる予定です。しかし、この大会は河本にとって決して得意な舞台とはいえません。
2022年大会で7位タイ、昨年大会で15位タイに入っていますが、予選通過はこの2大会のみです。これまで6回出場して4回予選落ちを喫しています。
過去6回の平均スタッツを見ると、平均パット数は29.75、パーオン率は63.9%と、ともに平凡な数字にとどまっています。
年間女王、さらにはロサンゼルス五輪代表入りを見据えるうえでも、開幕戦での好スタートは重要です。安定したパッティングとショットをかみ合わせ、沖縄で勢いに乗ることができるか注目されます。
河本 結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。19年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を飾り、24年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で5年ぶりの2勝目を挙げた。25年「北海道meijiカップ」でツアー3勝目、「スタンレーレディスホンダ」で4勝目を挙げた。弟はプロゴルファーの河本力。
文:野洲明
ゴルフ活動家/各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking











-150x150.jpg)