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- “0.78”の好材料 西村優菜がラスト2戦で見せたショット復活の兆し
飛距離最下位に沈んだ西村優菜(にしむら・ゆな)だが、昨季終盤2試合でSG:アプローチ平均0.78と復調の兆し。安定したパットと頭脳を武器に、今季のシード奪還を狙う。
ドライビングディスタンス最下位もパットは安定
西村優菜は米ツアーに軸足を移して3年目となった昨季、ポイントランキング115位に終わり、シード権獲得はなりませんでした。最終予選会に出場し、ぎりぎりながら突破。限定的な出場資格を獲得しました。

スタッツを見ると、飛距離面でハンデを抱えていることが分かります。昨季のドライビングディスタンスは154位で最下位。SG(ストローク・ゲインド):オフザティーは135位でした。2024年シーズンはそれぞれ160位、153位、2023年シーズンは153位、125位と、いずれも下位に位置しています。(※各ショットがスコアに対してどれだけ貢献したかを数値化した指標)
一方で、パッティングは安定しています。SG:パッティングは昨季35位、2024年シーズン7位、2023年シーズン39位と高水準を維持しています。今季のポイントは「得意のパットを生かせるチャンスをいかに増やすか」にあると言えるでしょう。
ショット精度の復調が必須

飛距離で劣る選手は苦戦しがちですが、ドライビングディスタンス下位10人(145~155位)のポイントランキングを見ると、最上位は59位。4人が80位以内に入り、シード権を獲得しています。
西村にもシード獲得の可能性は十分あります。2023年、2024年シーズンはいずれも同水準の飛距離ながら、ポイントランキング48位、69位でシード権を確保しました。
求められるのは、グリーンを狙うショット精度の復調です。
グリーンを狙うショットの貢献度を示すSG:アプローチは、昨季113位。2023年は24位、2024年は87位と、順位は下降傾向にあります。
日本ツアーでも同様の傾向が見られます。2023年は5試合出場でパーオン率4位相当。昨季は6試合出場で50位相当でした。フェアウェイキープ率は昨季の方が良かったにもかかわらずこの結果となっており、グリーンを狙うショットの精度低下を示していると言えるでしょう。
連続トップ25で締め
2023年シーズン当時のウッド系やアイアンの精度は、取り戻せるはずです。米ツアー最終2戦ではともにトップ25入り。復調の兆しを示しました。
23位タイだった10月の「ロッテ選手権」ではSG:アプローチ37位。21位タイの「アニカ driven by ゲインブリッジ」では同17位でした。
2試合平均のSG:アプローチは0.78。この数値をシーズンランキングに当てはめると11位タイ相当で、ショット精度が高い状態にあったことを示しています。
この時期は目標が「シード権獲得」から「最終予選会突破」へと切り替わり、良い意味で開き直れたことがショット精度向上につながった可能性もあります。
「最も賢い選手のひとり」
ナショナルチーム時代のチームメートである中島啓太と合宿を行ったことを、西村は自身のインスタグラムで報告しています。ナショナルチームで指導し、昨年限りで勇退したガレス・ジョーンズ前ヘッドコーチは、メディア取材で西村について「最も賢い選手の一人」と評しました。
西村は今季、その頭脳をどこまで戦術に落とし込めるか。
2022年オフの米ツアー最終予選会では突破後、出場順位が限定的だったことに悔し涙を流しました。しかし、昨年の予選会突破時は同じく限定的資格ながら笑顔。3シーズンを経て、米ツアーメンバーであること自体への価値観が変化しているようにも映ります。
飛ばし屋がそろうフィールドで、持ち味を最大化できるか。今季の戦いが問われます。
西村 優菜(にしむら・ゆな)
2000年生まれ、大阪府出身。19年のプロテストに合格し、翌年の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でプロ初勝利。21年は「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー優勝を飾るなど、年間3勝をマーク。2020-21シーズンは賞金ランキング5位と躍進。23年シーズンからは米女子ツアーに参戦している。
文:野洲明
ゴルフ活動家/各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。
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