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- 池ポチャ2発で「+4」の直後に… PGAでまさかの“3連続チップイン” 若きレフティーが起こしたミラクル
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回はPGAツアー「コグニザントクラシック」を32位タイで終えたデービッド・フォード選手に注目しました。
前半「40」も驚異的な追い上げ
ニコ・エチャバリア選手がツアー通算3勝目を飾って閉幕したPGAツアー「コグニザントクラシック」。この大会で話題になったのが、32位タイだったレフティーのデービッド・フォード選手です。初日にクアドラブルボギー(+4)を叩いた後に、“3連続チップイン”の離れ業を披露しました。
インスタートだったフォード選手は、17番(パー3)で池から2回打つなど大トラブルに見舞われ、このホールだけでスコアを4つ落とします。前半は3バーディー、3ボギー、1クアドラプルボギーの「40」(4オーバー)。そして、後半の1番をパーとした後からミラクルが始まりました。

2番(パー4)は残り124ヤードの2打目を直接入れて、イーグルを奪取。3番(パー5)でも30ヤード強からチップインイーグルを奪います。そして、4番(パー4)では2打目をバンカーに入れ、3打目で脱出できずに再びバンカーから打った4打目が直接カップイン。パーセーブに成功しました。
後半は2イーグル、1ボギーの「32」(3アンダー)。前半に+4の大叩きホールをつくりながらも、なんとか「72」(1オーバー)でまとめて初日を終えました。
前足下がりのバンカーショットは脱出を最優先
奇跡の3連続チップインの中で注目したいのは、バンカーからの脱出に失敗した3打目。下り傾斜のバンカーショットです。
前足下がりのバンカーショットは、球が上がりにくくスピンも入れづらくなります。また、この時はグリーンの傾斜がカップに向かって下っていたため、フォード選手はギリギリを狙ってカラーに着弾させるイメージで打ちました。しかし、想定より砂を多く取ってしまったことで、距離・高さを出せず脱出に失敗したわけです。
PGAツアーのプロでもこのようなミスをしてしまうわけですから、同じような状況でピンを狙うのは危険。手前から転がすイメージは捨て、脱出最優先でしっかりとキャリーを出しましょう。
前足下がりでは、傾斜に逆らわずに前足にしっかりと体重を乗せて構えることが大切です。また、ボールが上がりにくいので、フェースをしっかり開いておく必要があります。
スイング軌道はアウトサイド・インに振るのがポイント。後ろ足側が高くなっているため、インサイド・アウト軌道で振るとダフってしまうからです。
フェースを開き、オープンスタンスで構えてカット軌道で振ると、ボールは飛ばなくなります。高さと距離を出すには、振り幅をしっかりとって振り切ることが大きなポイントです。
フォローはヘッドを高く上げるのではなく、傾斜なりに低く長く出していくイメージ。これでヘッドが滑ってボールを飛ばせるようになります。前下がりのバンカーショットを打つシチュエーションに遭遇したら、この打ち方を試してみてください。
デービッド・フォード
2002年生まれ、米・ジョージア州出身。学生のトップタイトル「ジャック・ニクラス・アワード」や「ハスキンズ・アワード」を受賞したノースカロライナ大学出身のレフティー。大学生対象のポイント制度「PGAツアー・ユニバーシティ」でトップを獲得し、26年シーズンまでのPGAツアーメンバーカードを取得。25年にプロ転向し、10月の「ユタバンク選手権」で3位タイに入る活躍を見せた。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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