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- コルダが9カ月ぶりに世界1位返り咲き! 通算109週で歴代4位浮上もさらなる高みで待ち受ける3人のレジェンドは?
ネリー・コルダが約9カ月ぶりに世界ランキング1位へ返り咲いた。シェブロン選手権制覇の裏にある進化と“隙のない強さ”にデータから迫った。
コルダが9カ月ぶりに1位返り咲き
女子メジャー今季第1戦の「シェブロン選手権」を制したネリー・コルダ(米国)が世界ランキング1位に返り咲いた。これで世界ランキング1位が通算109週となり、歴代4位のヤニ・ツェン(台湾)に並んだ。
コルダは初日から一度も単独首位を譲らない圧巻のゴルフで2位グループに5打差をつける完全優勝。通算18アンダー、270ストロークは大会記録にあと「1」に迫る好スコアだった。これでジーノ・ティティクル(タイ)から世界ランキング1位を奪回することが決定した。
コルダが初めて世界1位に立ったのは2021年6月28日付のランキングである。「全米女子プロ」でメジャー初制覇(米女子ツアー通算6勝目)を果たして2年近く頂点に君臨し続けていたコ・ジンヨン(韓国)に代わって女王の座に就いたのだ。
ここからコルダ、コ・ジンヨン、ティティクル、リディア・コ(ニュージーランド)、リリア・ヴ(米国)、イン・ルオニン(中国)が激しい頂点争いを繰り広げ、目まぐるしく1位が代わる戦国時代に突入する。

その戦国時代に終止符を打ったのがコルダだった。2024年、コルダはシーズン序盤に出場5試合連続優勝という快挙を成し遂げたことは記憶に新しいが、その2勝目を挙げた直後の3月25日付で1位を奪い返すと、そこからは後続にグングン差をつけて独走。同年は自身初の米女子ツアープレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。
ところが翌2025年はトップ5が7回ありながら勝利に恵まれなかった。ジリジリとポイントを減らし、8月4日付でティティクルに女王の座を譲ってしまう。
ティティクルはその後も好成績を重ねる。コルダは2位を維持していたが、その差は広がるばかりだった。今年1月12日付のランキングではティティクル12.53ポイント、コルダ7.24ポイントで逆転されて以降では最大となる5.29ポイント差をつけられていた。
2026年開幕戦でコルダは久しぶりの勝利を手にするが、第2戦をティティクルが制して変わらぬ強さをアピールする。ところが、絶対的な安定感を誇っていたティティクルがここから調子を落とし、3戦目以降は一度もトップ10に入れないばかりか「シェブロン選手権」ではまさかの予選落ちを喫してしまった。
一方でコルダは開幕戦後も出場3試合連続で2位(タイを含む)と毎回優勝争いを演じて少しずつティティクルとの差を詰めていく。そして「シェブロン選手権」の勝利で約9カ月ぶりに1位に立ったわけだ。
ヤニ・ツェンに並ぶ歴代4位の在位期間
これでコルダの1位は通算109週。これはヤニと並ぶ歴代4位の女王在位期間である。
では、歴代上位3人はどんな顔ぶれか。3位はリディア・コで通算125週。2015年にわずか17歳で1位に立っている。2位はロレーナ・オチョア(メキシコ)で通算158週。2010年に世界ランキング1位のままツアーの第一線から引退している。
そして歴代1位は通算163週のコ・ジンヨンである。女子の世界ランキングが創設されたのは2006年だから比較的新しい選手ばかりだ。
ちなみに日本人選手で唯一世界ランキング1位を経験している宮里藍の女王在位は通算11週である。
コルダの強みは何といっても圧倒的なショット力だ。ドライバーの飛距離が出てアイアンの切れも抜群。このショット力でバーディーを量産している。
一方でボギーが多いという弱点があった。パーオンできなかったホールでパーセーブ(チップインバーディーを含む)する確率を示すデータをスクランブリングというが、コルダはこのスクランブリングが7勝を挙げて圧倒的な強さでプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いた2024年ですら部門43位に過ぎなかった。他の年はどうかというと、例えば2022年が107位、2023年は53位、昨年は55位という具合。分かりやすくいえば、寄せワンを取るのが苦手なのだ。
ところが、今年のコルダは一味違う。現在のスクランブリングは70.83%の高率で部門2位につけているのだ。
寄せワンが増えたからボギーが減った。ボギー率(正式な部門名はボギーアヴォイダンス)は9.06%で堂々の部門1位だ。2位はユ・ヘラン(韓国)と山下美夢有の12.26%だから大差の1位である。
強さともろさが同居していた過去のコルダからもろさが消えつつある。ピンチをしのいで粘れるプレーヤーは本当に強い。このゴルフが続けば、世界ランキング1位在位記録を塗り替える可能性が高まってくる。
文・宮井善一(みやい・ぜんいち)
1965年和歌山県生まれ。スポーツニッポン新聞社ゴルフ担当記者を経て2004年にフリーのゴルフライターに。ゴルフ雑誌などへの執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動し、現在は日本ゴルフ協会のゴルフ学芸員として日本ゴルフ殿堂、JGAゴルフミュージアムなどに携わっている。元世界ゴルフ殿堂選考委員。
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