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- 日本ツアー4戦目で初優勝 パク・ヒョンギョンの高精度ショットを支えるテークバックとは
日本ツアー4戦目となった「EARTH MONDAMIN CUP」で初優勝を飾ったパク・ヒョンギョン。4試合すべてで15位以内に入る安定した成績を支える要因の一つとして、力みの少ないテークバックと高いショット精度に注目しました。
韓国ツアー屈指のショットメーカー
韓国ツアー通算8勝を誇るパク・ヒョンギョンが、日本ツアー4戦目となった「EARTH MONDAMIN CUP」で初優勝を飾りました。
今季日本ツアー初戦となった「Vポイント×SMBCレディス」では初日首位に立ち、最終ラウンドも優勝争いを演じましたが、14位タイでフィニッシュ。その悔しさを今季2戦目となった「EARTH MONDAMIN CUP」で晴らす結果となりました。

パク・ヒョンギョンは韓国ツアーでは今季未勝利ながら、平均ストローク4位と安定した成績を残しています。前週の大会では初日に「77」をたたいた影響もあり順位を下げましたが、それまでは同部門トップを維持していました。
また、フェアウェイキープ率4位、パーオン率6位とショットスタッツも上位につけており、高いショット精度が安定したスコアにつながっています。
日本ツアー4戦すべて15位以内
その安定感は日本ツアーでも変わりません。
今季出場した2試合はいずれも優勝争いを演じ、2試合の平均ストロークは71.0を記録しています。
さらに昨季は、日本ツアーデビュー戦となった「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で8位タイ、「日本女子プロゴルフ選手権」で14位タイに入りました。
これまで出場した日本ツアー4試合はすべて15位以内。日本でも安定したパフォーマンスを発揮しています。
力みの少ないテークバックが特徴

「EARTH MONDAMIN CUP」ではパーオン率1位タイを記録したパク・ヒョンギョンですが、スイングを見ると、アドレスからテークバックにかけての力みの少ない腕の使い方が印象的です。
アドレスでは両ヒジに適度なゆとりがあり、テークバックでは手でクラブヘッドを持ち上げるというより、クラブの重さを利用しながら始動しているように見えます。
プリショットルーティーンでは、始動前に一度クラブを腰の高さ付近まで動かしていますが、その際も両ヒジのゆとりや、腕とクラブでつくられる形がほとんど変わりません。
テークバックで早い段階からコッキングを使う選手もいますが、パク・ヒョンギョンは手首の動きを抑え、シャフトが地面と平行になる位置でも自然な腕の動きを維持しています。
以前のスイングと比較すると、コッキングを積極的に使う印象は薄れ、手でクラブを操作するよりも、クラブの重さを利用する動きへ変化しているように見受けられます。
また、右手はややウイークグリップで握っており、右手が左手よりも上にある感覚を保ちながらスイングしていることもうかがえます。このグリップが、アドレス時の腕とクラブの形を保ちやすくし、手先でクラブを持ち上げる動きを抑えることにつながっているのかもしれません。
スイングづくりを試行錯誤する中で、現在のスタイルへと変化し、それに伴ってショットスタッツも向上している印象です。
アマチュアが参考にする場合は、無理に手首や腕の形を固定しようとするのではなく、クラブヘッドの重さを感じながら始動することを意識したいところです。形を維持しようと力み過ぎると、グリップ圧や腕の張りが強くなり、本来の動きが損なわれる可能性があります。
韓国ツアー通算10勝へ
パク・ヒョンギョンは韓国ツアー通算10勝を目標に掲げています。
2024年シーズンには3勝を挙げるなど実績も十分で、今後も優勝候補の一人として注目されます。
日本ツアーでも4試合すべてで15位以内という安定感を見せており、今後スポット参戦する際にも、高精度のショットに注目が集まりそうです。
解説:野洲明
ゴルフ活動家。各種スポーツメディアへの寄稿やゴルフ情報サイトの運営を行う。多くのゴルファーを見てきた経験と科学的根拠をもとに、スイング分析やハウツー記事を中心に執筆している。
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