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- 阿部未悠が逆転Vで選んだ「今日の一打」ピンチ救った13番のバンカーショット
阿部未悠(あべ・みゆう)が最終日に「63」をマークし、2年ぶりのツアー2勝目を飾った。9バーディーが並ぶ中、本人が「今日の一打」に選んだのは13番でのパーセーブ。オフから森守洋コーチと取り組んできたバンカーショットが、大一番で生きた。
9バーディーではなく「今日の一打」に選んだ13番
◆国内女子プロゴルフ 第19戦
明治安田レディス 7月16~19日 仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県) 6692ヤード・パー72
首位と3打差の5位タイからスタートした阿部未悠が、9バーディー、ノーボギーの「63」でプレー。通算20アンダーまで伸ばし、2024年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」以来となるツアー2勝目を飾った。
最終日は1番から4連続バーディーで飛び出すと、7番、11番でもスコアを伸ばした。さらに15番から3連続バーディー。17番パー3では8メートルのバーディーパットを沈め、2位の荒木優奈に2打差をつけて大混戦を制した。

9つのバーディーを奪った一日。それでも阿部が「今日の中でこの一打」を問われて挙げたのは、バーディーを奪ったショットでもパットでもなかった。
13番パー4で迎えた、この日最大のピンチだった。
ティーショットを右ラフに入れると、7番ウッドで放った2打目が想定よりも左へ出て、グリーン左のニアサイドのバンカーへ。ピンとエッジの間はわずか3.5ヤードほどしかなく、難しい状況に追い込まれた。
「そこに外してしまったのをすごい反省しながら、バンカーショットしたんですけど」
この場面で手にしたのは60度のウェッジだった。フェースを開き、グリーンに入ってから下りとなる状況を考慮して、手前のエッジにボールをぶつけるイメージで打った。
「カラーがちょっと長めにあったので、そこからグリーン入ると下りだったので、手前のエッジにぶつけて、ワンバウンド、ツーバウンドで行ってくれたら止まるかなというイメージで打って、その通り当たって、2メートルちょっと行ったんですけど、止まってくれた方かなと思います」
イメージ通りのバンカーショットで約2メートルに寄せ、残ったパーパットも沈めてボギーを回避した。
「そこでパーセーブできてなかったら、流れも途切れてたと思いますし、一番ピンチだったので、それかなと思います」
阿部にとって、このパーセーブにはもう一つの意味があった。バンカーショットは自身が以前から改善を求めていた課題の一つだった。
「私はあまりバンカーショットが嫌いじゃないけど、得意ではなくて、サンドセーブ率があまり良くないんですけど、それをどうにかしたいという話をオフシーズンから森さんとしてて」
今季から本格的に指導を受ける森守洋コーチと、オフから改善に着手した。ウェッジを替え、打ち方についても状況に応じた対応を教わりながら、実戦に向けて取り組んできたという。
「バンカーショットをどうしても得意になりたいと森さんにお伝えして、こういう時はこう打つとか教わって、実践してきた結果かなと思います」
13番でパーを守った阿部は、続く14番もパー。そして15番から3連続バーディーを奪い、後続を突き放した。
最終日に奪った9つのバーディー。その陰で、阿部自身が「今日の一打」に挙げたのは、オフから向き合ってきた課題が実を結んだ13番のバンカーショットだった。
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