コロナ禍乗り越え笑顔!日本初のプロアマ王者はショーン・ノリス

新型コロナウィルスの影響で2020年に来日できなかったショーン・ノリスが、プレーオフの末、ツアー通算5勝目をあげた。

◆国内男子プロゴルフ<ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント 5月20日~23日 茨城・取手国際ゴルフ倶楽部 東コース6804ヤード・パー70、西コース6531ヤード・パー70>

3人が通算21アンダーでプレーオフを行う激戦!

 南アフリカから日本のツアーを舞台に戦っているショーン・ノリスが、コロナ禍を乗り越えての優勝に満面の笑みを見せた。

優勝杯を掲げるショーン・ノリス選手 写真:JGTOimages

 日本男子ツアーのゴルフパートナーPRO・AMトーナメントは、ノリス、スコット・ビンセント(ジンバブエ)、大槻智春の3人が通算21アンダーでプレーオフを行う激戦となった。

プレーオフの1ホール目で、ダブルボギーの大槻が脱落。2ホール目で、ビンセントがボギーを叩いたため、パーだったノリスの優勝が決まった。

 日本の男子ツアーでは、シーズンを通して出場権を持つシード選手65人のうち31人(47%)が外国人。しかし、2020年は海外からの入国に制限がついたため、ツアーをなかなか開催することができなかった。

 感染がまだそれほどでもなかった1月にアジアンツアーと一緒に行ったSMBCシンガポールオープンの後、全く試合ができず、2試合目は8か月後の9月。それ以降も、中止になる試合が多く、結局、2020年には全部で6試合しかできなかった。

 ツアープロは、試合がなければ賞金を稼ぐこともできない。ようやく試合が始まった秋には、海外との行き来にそれぞれ2週間の自主隔離が必要になっていた。

 試合に合わせて準備をするプロのアスリートにとって苦しい状況が続いたが、試合が始まれば、プレーできる肉体を維持しなくてはならない。試合があっても、ポツリ、ポツリでは、日本に自宅を持たない外国の選手たちにとっては稼ぐ機会が少なく、出費ばかりが増えることに。また、日本を出たり入ったりすれば、毎回、自主隔離で体を動かず、コンディションが保てない。そんな事情から、ノリスは2020年、日本でプレーすることをあきらめざるを得ない状況となった。2016年から日本でプレーし、2019年には賞金王争いまでした実力者にもかかわらず、1年間、日本で戦うことができなかったのだ。

 2021年になり、日本政府がアスリートも含めて条件が整えば外国人の入国を緩和したことで来日することができたノリスにとって、最後に勝った2019年10月以来となる国内ツアー通算5勝目となる優勝は、勝てなかったのではなく、プレーできなかった時間を糧にした特別なものになった。

この記事の画像一覧へ(1枚)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2021/05/PIC2021052317120308100001_S-150x150.jpg

最新記事