松山は最終日も振るわず 62位タイでフィニッシュ
現地時間6日、米ツアー、ザ・メモリアルトーナメントの最終日、松山は首位に16打差の54位タイでスタートしたが、1バーディー・5ボギーの4オーバー76とスコアを落とした。

79を叩いた3日目に続くオーバーパーで通算8オーバー。パットが入らず、フラストレーションがたまるラウンドだった。
2014年に米ツアー初優勝を飾った思い出の大会は、帝王ジャック・二クラウスがホストを務める特別な大会だ。メジャー王者として大会2勝目に挑んだが、いいところを見せられずに4日間を終える結果となった。
2週後の全米オープン(6月17日~20日 米カリフォルニア州・トリーパインズGC南C)で2つ目のメジャータイトルを狙うべく調整することになる。
新型コロナ陽性で首位のラームが棄権

大会は、3日目を終えて通算18アンダーで6打の大差をつけて単独首位に立ったはずのジョン・ラームが新型コロナウイルス陽性と判明するという波乱の展開。陽性者との濃厚接触者として連日PCR検査を受けていたラームの陽性がわかったのは、第3ラウンドのプレーをしている最中だった。
日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの残り5ホールと第3ラウンドと合わせて、23ホールの健闘むなしく、ホールアウトしたもののスコアカードを提出することなく規定通りに棄権を余儀なくされた。
大会連覇に王手をかけていたはずが、まさかの事態に見舞われたラーム。6月15日まで10日間の隔離を強いられることになり、全米オープンでツアー復帰することになる。
ラームが消えたことで首位に立ったのは通算12アンダーのパトリック・キャントレーとコリン・モリカワ。2人は揃って通算13アンダーまでスコアを伸ばし、勝負はプレーオフへともつれ込んだ。

18番で行われたプレーオフ1ホール目、モリカワが1.8メートルのパーパットを外したのに対し、パーで収めたキャントレーが優勝した。2019年以来の大会2勝目、ツアー通算4勝目となる。
日本勢は松山の他に金谷拓実が出場していたが、予選落ちしている。