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- 稲森佑貴、池田勇太ともに悔やまれる17番 1打及ばず2位タイ
キム・ソンヒョンのツアー初優勝で幕を下ろした第88回日本プロゴルフ選手権。激戦の末、2位に終わった稲森佑貴と池田勇太にとって、ともに17番が勝負の分かれ目となった。
◆国内男子プロゴルフ<日本プロゴルフ選手権大会 7月1日~4日 栃木・日光カンツリー俱楽部 7236ヤード・パー71>
痛恨の17番ホール
最終ホールのボギーで優勝を逃した稲森佑貴にとって、410ヤード・パー4の17番はトップに躍り出るチャンスだった。

雨で濡れたフェアウェーはランが出にくい。飛距離よりも曲がらないショットが武器の稲森にとって、この日の462ヤード・パー4の18番は、狙いに行くホールではないことはわかっていた。
だからこそ、キム・ソンヒョン、池田勇太と通算13アンダーで並んで迎えた17番はバーディー必至。その思惑通り、第2打を4メートルにつけた。バーディーパットは上りのスライス。だが、無情にもボールはカップをのぞくようにして手前で止まった。
「予想以上に手が動かなかった分、ショートしてしまった」
飛ばし屋のソンヒョンを相手にした18番。フェアウエーはキープしたが、第2打で220ヤードを残し3番ユーティリティを手にした稲森に対して、ソンヒョンは8番アイアン。グリーン右の木の下のラフに外し、結局パーセーブできず2位敗退となった。
2018年、2020年と日本オープンで2勝を挙げている稲森にとって、同大会の舞台になったこともある日光CCでの日本プロでも勝ちたかった。だが17番を振り返り、「完全に相手に勝ちを譲った感じ。もったいない」と唇をかんだ。
一方の池田も17番に悔いが残った。3人が首位を並走する状態で、フェアウェーからグリーンの左にはずした。「結果的に力が入ってしまった」と、難しいライからのアプローチを強いられる。このアプローチを寄せきれずにボギー。

ソンヒョンと稲森に1打ビハインドで18番へ。最終ホールでもバーディーパットがカップの手前で右に切れ、ソンヒョンに追いつくことはできなかった。
2009年、23歳でツアー初優勝をした思い出の大会。同時に、舞台となった日光CCは、アマチュア時代の2003年に、日本オープンで初めて予選を通過した場所でもある。様々な思い入れが交錯する中、あと一歩で届かなかった大会2勝目。2019年の「~全英への道~ミズノオープン」以来となるツアー通算22勝目もお預けとなった。
22歳のツアー初優勝の影で、敗者となった先輩プロ2人。勝負の世界はあくまでも非情だということを改めて感じさせる一戦となった。
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