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- 橋添穂がプロデビュー戦で予選を突破!「父に成長した姿を見せたい」
6月の最終プロテストを突破したツアールーキー5人が推薦出場していたニッポンハムレディスクラシック。2日間の予選ラウンドを戦い終えて、橋添穂とリ・ハナの2人が決勝ラウンド進出を決めた。 ◆国内女子プロゴルフ<ニッポンハムレディスクラシック 2日目◇9日◇北海道・桂ゴルフ倶楽部 6763ヤード・パー72>
注目のルーキー・橋添穂が25位タイで予選を突破!
「上がり3ホールの連続バーディーでなんとかなりました」
予選ラウンドの36ホールを戦い終えて、橋添は満面の笑顔でクラブハウスに帰ってきた。
松本珠利、内田琴子、後藤未有、リ・ハナ、そして橋添というツアールーキー5人が出場した今回のニッポンハムレディス。その中で、橋添とリ・ハナの2人が見事に予選突破を果たしたが、すでに下部のステップアップツアーで3勝を挙げているリ・ハナと違って、今回がプロデビュー戦となる橋添の活躍には大いに驚かされた。
「(体が)動きにくかった」という第1ラウンドでは、16番まで1アンダーだったにもかかわらず、17番と18番の上がり2ホールでまさかの“ボギー・ダボ”。「もったいなかった」と嘆くも、2オーバーの67位タイでホールアウト。一気に予選落ちのピンチとなった。
予選突破をかけて挑んだ第2ラウンドでは、10番スタートの前半を1アンダーで折り返すも、後半の4ホールまでにスコアを1つ落としスタート時点と同じトータル2オーバー。
なかなか波に乗れない状態だったが、この日はここからが違った。
4番ホールから5番ホールに向かう途中のスコアボードで、予選突破ラインが3オーバーと確認すると、守りに入るのではなく「残り(のホール)は全部バーディーを狙う」ことを決意。
5番と6番を何とかパーでしのいで迎えた7番パー5、カラーからの4mをねじ込んでバーディーを奪うと「波に乗った」。
161ヤードの8番パー3は、5番ユーティリティで手前3メートルにつけて連続バーディー。最終9番(パー4)では、「タッチだけ合わせたらコロンと入った。ラッキーでした」というグリーン左奥8mからのバーディーパットを決め、終わってみたらトータル1アンダー・25位タイという堂々たる成績で予選突破を決めた。
ゴルフの師匠である父は、現役のシニアプロである橋添純司。母は管理栄養士の資格を持ち、3人の姉も上から2人はプロ志望、3番目の姉がシャフトメーカー勤務というゴルフ一家に育った橋添。
父曰く、「コツコツ努力を積み上げるタイプ。いきなりパーっと活躍は出来ないかもしれないけど、経験を積んだら面白くなるかもしれない」との事だったが、ところがどっこい、プロテスト合格後に初めて出場したレギュラーツアーで、いきなり予選突破の離れ業をやってのけた。
この日父は、埼玉の嵐山カントリークラブで行われた日本シニアオープンの地区予選に出場し残念ながら予選を通過できなかったが、愛娘の晴れ姿を見るために、夜の飛行機で“当初の予定通り”北海道へ移動。決勝ラウンドの2日間は、妻の智恵子さんと一緒にプレーを見守るという。
「(父には)成長した姿を見せたい。目標だった予選を突破できたので、あとは1円でも多く稼ぎたい」と意気込む橋添の表情には、すでに若きツアープロの雰囲気が漂っていた。
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