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- 韓国勢11年ぶりの海外メジャー未勝利の危機!? 全英女子オープンが開幕
海外メジャーの今季最終戦、全英女子オープンが8月19日から開幕しました。ゴルフ強国と言われる韓国勢ですが、今季はまだ海外メジャーで勝った韓国選手がいません。このまま全英女子オープンで優勝者がいなければ、実に11年ぶりのことだといいます。
2021年はメジャーでなぜか勝てない韓国勢
海外メジャーの「AIG全英女子オープン」が8月19日から開幕しました。日本勢は歴代優勝者の渋野日向子のほか、畑岡奈紗、原英莉花、青木瀬令奈、古江彩佳、アマチュアの梶谷翼の6人が出場。フィリピン国籍の笹生優花も健在です。
メジャー大会になると常に優勝争いに顔を出すのが韓国勢ですが、今年は少し異変が起きているのです。

実は今季の海外メジャーで、韓国の選手たちがまだ優勝していないのです。海外メジャーは1シーズンに5大会(ANAインスピレーション、エビアン選手権、全英女子オープン、全米女子プロゴルフ選手権、全米オープン)ありますが、すでに4大会が終了。残りが現在開催されている全英女子オープンとなります。
メジャー優勝者を毎年輩出してきた韓国にとって、今年の結果はかなりショッキングな出来事として受け止められています。
韓国「聯合ニュース」は、「世界最強を自負する韓国女子ゴルフが、今年の東京五輪での“ノーメダル”に続いて、メジャーで一度も優勝できない危機に陥っている。仮に今週開催されている全英女子オープンで韓国勢が優勝できなければ、2010年以来、11年ぶりにメジャーチャンピオンがいないシーズンになる」と伝えています。
ちなみに2020年は、「ANAインスピレーション(優勝者:イ・ミリム)」、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権(優勝者:キム・セヨン)」、「全米女子オープン(優勝者:キム・アリム)」の3つのメジャー大会を韓国勢が制覇しました。
もちろん、今季もメジャーに勝てていないだけで、3月の「KIAクラシック」でパク・インビ、5月の「HSBC女子世界選手権」でキム・ヒョージュ、7月の「ボランティア・オブ・アメリカ・クラシック」でコ・ジンヨンが優勝しており、決して成績が悪いわけではありません。
メジャーを制覇するのは、言葉でいうほど簡単なことではありませんが、それでも韓国で大々的に報じられるのは、ゴルフという種目が、韓国にとって単なる“スポーツ”の枠を越えた側面があるからです。

“韓国女子ゴルフ界のレジェンド”と言われるパク・セリが、米ツアー参戦1年目の1998年「全米女子オープン」で20歳9か月での史上最年少優勝(当時)を果たし、同年の「全米女子プロゴルフ選手権」でも優勝しました。当時の韓国は1997年に通貨危機(IMF危機)を経験し、国家破綻寸前まで追い込まれたことで国民は疲弊していました。そこでパク・セリのメジャー2勝の快挙には、多くの国民が勇気づけられたというのは有名な話です。
これを機に米ツアーを目指す韓国女子選手が続々と登場し、世界ランキングでも上位を席巻するようになりました。「聯合ニュース」も、「国全体に希望を与えたという種目という点において、女子ゴルフを“個人スポーツ”として単純に見られない難しい一面がある」と指摘しています。
女子ゴルフが、韓国の国民全体に希望を与えた種目であり、世界をリードしてきたからこそ、メジャー制覇する選手が一人もいない年は想像もしたくない、という気持ちの表れでもあるのかもしれません。

現在、開催中の全英女子オープンでは、第1ラウンドを終えた時点でキム・セヨンが5アンダーの首位タイと好発進。また、パク・インビが2アンダーの11位タイにつけています。韓国勢のプライドを賭け、一矢報いることができるか注目です。
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