34位タイの渋野日向子「すごく悔しいラウンドだった」
今年の海外メジャー最終戦「AIG女子オープン」を渋野日向子は通算1アンダーの34位タイで終えた。

アンダーパーで大会を終え、結果もまずまずのところ。ただ、満足いく内容ではなかった。だからこそ、ホールアウト後の中継インタビューでも悔しさがにじみ出ていた。
「本当にすごく悔しいラウンドだったと終わってから思います。スタートが良かった分、自分で(流れを)切ってしまって、そこからなかなか切り替えができませんでした。最後に持ち直せたのは良かったですが、良かった分すごく悔しい」
最終日は1番と2番で2連続バーディーとしたが、3番と5番をダブルボギー。後半はどうにか耐え、15番はパー、16番は2.5メートルのバーディーパットを沈めた。
「1番、2番といいスタートが切れた中で、3番で自分で流れを壊してしまって、そこからなかなか戻れずっていう感じだったので、本当に悔しかったんですけど。最後の難しい4ホールを1アンダーで回れたっていうのは今日の中ではすごくうれしいことですし、16番で昨日のリベンジができたのが、一番うれしかったです」
2019年大会を制覇した渋野にとって、これからも特別な大会となるわけだが、今年はどうだったのか――。
「去年に比べたらちょっとは成長できたかなと思いますが、まだまだだなって思わされる全英だったなと思いますし、また来年もっと強くなってもっといい位置で戦えるように頑張りたいです。できたところもありますし、悪いところも見せてしまった感じもあるので、今の私の現状をすべて吐き出した大会だったかな、と思います」
今大会は無念の34位タイといったところだが、改造中のスイングも少しずつ完成形に近づいてきているとも聞く。
渋野は「連続してスコアを落とさないようなゴルフをもっと心がけてやっていかないといけない。そこが一番です」と気持ちを新たにしていた。