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- 初日当日に出場が決まりセルフで回った池上憲士郎が2位タイ
石川遼は「71」とスコアを伸ばせず、池上憲士郎と並び通算8アンダー2位タイフィニッシュ。池上は、セルフで4日間プレーし最終日、最終組でもただ一人、キャディなしで善戦した。
単独首位で出た石川遼は失速し、2週連続の2位
また、勝てなかった。国内ツアー、フジサンケイクラシック最終日に、通算8アンダー単独首位で臨んだ石川遼だったが、4バーディー、4ボギーとスコアを伸ばせず、通算12アンダーの今平周吾に逆転を許した。最終日に追い上げた前週のSansan KBCオーガスタと形は違うが、2週連続の2位に、表情は冴えなかった。
フェアウェイキープ率が46.15%で出場64選手中51位(最終日)では話にならない。パーオン率55.56%、平均パット数1.900(28位タイ)と、不安定なティーショットをカバーできる要素がない中、必死の戦いだった。
前半2つのボギーは、いずれも3パット。同じ最終組の今平と池上憲士郎にスキを見せてしまった。
スイング改造中とはいえ、シーズンは秋の陣へと突入し、試合は待ってくれない。「(優勝争いの)緊張もありますが、それを凌駕し、カバーする技術がない」と、惜敗続きの自らを叱咤するしかなかった。
一方、3年連続賞金王を狙う今平に闘志を燃やさせた同い年の池上は、もともと出場資格がなかったが、ウェイティングのために現地入りしていた。大会初日の午前中まで車中で待機していると、欠場者が出て12時30分のスタートが決まった。
急な出場とあって、コロナ禍で認められているセルフで4日間プレー。最終日、最終組でもただ一人、キャディなしで戦った。岡山県出身で、香川西高校から東北福祉大を経てプロ入りしている。今季好調の木下稜介は、香川西高校の1年先輩だ。優勝経験どころかシード権を取ったこともない29歳は、最後まで堂々の優勝争いを見せた。
3バーディー、1ボギーで前半プレーして、石川の失速に伴い、9番終了後には一時、単独首位に立った。11番バーディーの今平に追いつかれ、12番から引き離されるが、16番では意地を見せた。左手前に池が待ち受けるパー3で、ピンポジションは手前から6ヤード、左から5ヤード。ここでピンをデッドに狙い、2メートルにピタリとつけた。800万円と高額なホールインワン賞もかかっていただけに、限定704人の観客からも拍手が巻き起こった。バーディーを決めて通算9アンダー。今平に2打差と迫った。
最終的には、18番ボギーで通算8アンダー。石川と並ぶ2位タイに終わったが、その名を一気に全国区にするには十分な戦いだった。「いい経験ができたと言いたいところですけど」と、歯切れが悪いのは、最後に2メートルのパーパットを沈められず、単独2位を逃したから。それでも自己最高の924万円を稼いで賞金ランキングは47位(獲得賞金1173万3035円)に浮上した。シード権を確定させるまであと一息。今回の優勝争いで一回り大きくなった池上にとって、大事な秋はこれからだ。
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