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- 無観客でも盛り上がり必至の最終ホール・パー3【今週、パナソニックオープン】
昨年は新型コロナ禍のため中止を余儀なくされたパナソニックオープン。今年は京都府の城陽カントリー倶楽部を舞台に無事開催にこぎつけた。関西を代表するチャンピオンコースの攻略ポイントをJGTOのツアーディレクターに聞いた。
普段から硬いグリーンは男子プロの腕の見せどころ
2021年パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップの舞台は、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部。09年も開催されたコースだが、東西36ホールのコースからホールをピックアップした前回とは違い、今回は東コース18ホールを、通常のアウトとインを入れ替えて行われる。
実は、この大会の名物は“ザ・ギャラリーホール”。例年、大勢のギャラリーがスタンドで見守る中で、グリーンDJがプレーを解説。ギャラリーと一緒に大会を盛り上げてきた。
どのホールをザ・ギャラリーホールにしたら楽しんでもらえるか。その答えが、通常の東9番パー3を最終ホールにすることだった。それに加えて「よりドラマ性のある上がり3ホールにしたい」(大会事務局)という意向もあってのアウト・イン入れ替え。残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客になってしまったが、より大会を盛り上げようという意図はそのままに開催される。
全長6967ヤード・パー72。ツアーの平均に比べれば距離は短い設定だが、その分、技が求められることになる。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の小山俊一ツアーディレクターは、見どころについてこう語る。
「このコースはもともとグリーンが硬いんです、われわれが一番求めるところです。それを生かしたホールロケーションを考えています。手前に(カップを)切ると止まりにくいし、ラフからではやはりボールが止まらない。ティーから頭を使ったマネージメントが必要になります。ショットの難易度を上げてメリハリをつけたいと考えています」
前週,日本を縦断した台風14号で降った雨の影響次第ではあるが、コースが乾けばマネージメントとショットの精度の競い合いがヒートアップする。
傾斜地やラフからのショットも見どころ
もうひとつ、大会を通じて要求されるのが体力だ。「高低差のあるコースなので、傾斜からのショットをかなり要求されます。練習ラウンドからそれを続けていると、体力的なものが必要になる。ラフは10センチ程度とそれほど長くないのですが、打てそうでいて、飛ばないこともフライヤーになることもあります」(小山氏)と、ジャッジが難しい頃合いのラフにもワナが待ち受けている。
通常のバックティーをそのまま使用する365ヤードの15番パー4は強烈な打ち下ろし。1オンを狙えるホールなので、イーグルも出る。続く16番パー5とともに、終盤で一気にスコアを伸ばすポイントだ。パー3の最終18番も含めた上がり4ホールまで、手に汗握る戦いが繰り広げられそうだ。
昭和34(1959)年開場で設計は佐藤儀一。米国でゴルフを覚え、帰国後に日本アマ4勝。名門・廣野ゴルフ倶楽部のクラブチャンピオンに12度輝くほどのゴルファーでもある。
2グリーンのコースが当たり前に作られていた時代にあって、最初から1グリーンで設計されている。当初のグリーンは日本の気候に合わせて高麗だったが、のちにベントに改造された際も佐藤の意図はそのまま残されている。
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