新星・杉山知靖に注目!abemaTVツアー優勝から3ヶ月でBSオープン優勝 米ツアー挑戦権もゲット

 国内男子ツアー、ブリヂストンオープン最終日、杉山知靖は通算14アンダーで3打差単独首位スタート。5つスコアを伸ばして通算19アンダーとし、猛追する片岡尚之、香妻陣一朗に3打差をつけてプロ6年目で初めて勝利の美酒に酔った。

驚異のスピードでステップアップする28歳

◆国内男子ツアー<ブリヂストンオープン 10月7~10日 袖ケ浦カンツリークラブ 袖ケ浦コース(千葉県) 7119ヤード・パー71>

 1番でいきなりガードバンカーに入れてしまい、4メートルのパーパットを残す大きなピンチに見舞われる。だが、しっかりとこれを沈めて切り抜けると、自分のゴルフを貫いた。

多くの選手に祝福され、喜びを爆発させる杉山知靖 写真:JGTO Images

 3番バーディーの後、6番でボギー。この日、3つ目のバーディーを奪った同じ最終組の片岡尚之に、通算14アンダーで並ばれた。だが、温厚そうな童顔は変わらない。続く7番をバーディーとして、また1つ抜け出した。

 息詰まる戦いはバックナインに入っても続く。14番で片岡が6つ目のバーディーを奪った時にも、通算17アンダーで再び並ばれた。これも、すぐさま15番でバーディーを取って引き離す。16番も連続バーディーで通算19アンダー。差は、2打に広がっていた。

 2組前でプレーしていた香妻が、9番イーグルなどで7つスコアを伸ばして猛追。16アンダーで先にホールアウトするなか迎えた18番。2打差の片岡が最終ホールで勝負に出たが失敗。ボギーを叩いて、杉山の3打差優勝が決まった。

 ゴルフは1打1打の積み重ね。72ホールを通じての勝負だとわかってはいても、優勝争いとなるとなかなかそうはいかない。ましてや初めてのタイトルがかかっていたら難しいものだ。だが、28歳の杉山はそれをやってのけた。優勝を意識せず、自分のゴルフに集中すること。これを徹底した。だからこそ、片岡に並ばれた直後に2度も突き放すことができた。

 優勝会見では、喜びを最初に伝えたい相手を尋ねられ、迷わず言った。「母子家庭で、何不自由なくずっとゴルフを続けさせてくれた母に感謝したい」。ようやくできる親孝行に胸を張った。

 1993年、神奈川県に生まれ、祖母の影響で5歳からクラブを握った。高校は高知県の明徳義塾。松山英樹の2つ後輩にあたる。この優勝で、2週後に日本で行われる米ツアー、ZOZO チャンピオンシップ(21~24日、千葉・アコーディアゴルフ習志野CC)出場権も手にした。

 7月のAbemaTVツアー初優勝、レギュラーツアー初優勝へと、ステップアップするそれぞれのステージで確実に結果を残しているだけに、さらに1つ上の米ツアーでもどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。

杉山知靖の先輩、明徳義塾出身のプロゴルファーを見る

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