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- 2週連続Vの古江彩佳が「2位だと記憶にも残らない」と語った意味
古江彩佳がNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで通算12アンダーで優勝した。前週の富士通レディースに続く2週連続優勝で、今季5勝。賞金ランキングも2位に浮上した。
2連勝で賞金ランキングは2位に浮上
最終日を単独首位から出た古江彩佳。2位とは1打差でミスは許されない展開に「1打差しかなかったので、バーディーは絶対必須にはなってくるかなっていう思いでスタートしました」と、緊張感を漂わせていた。
ただ、そこは古江が持ち前のメンタルの強さと落ち着きぶりを発揮。出だし1番、2番で連続バーディーを決めると、後半も10番と13番でバーディー。12番でボギーを叩いたが、崩れる様子は見当たらない。最終18番では約2メートルのパーパットをきっちり沈め、通算12アンダーで逃げ切り優勝。前週の富士通レディースに続く2週連続優勝で、今季5勝目を手に入れた。
21歳ながら2年間で5勝とすでにトッププロの仲間入りを果たしたと言っていいだろう。しかし、当の本人は記録や数字をほとんど意識していないという。
「記録には興味がないことはありませんが、獲れたらうれしいなって思うくらいです。その記録を獲りたいと思ったら、その試合に集中できなくなってしまうところがあるので、あまり意識しないでやっています」
さらに賞金ランキングは2位に浮上。今大会を途中棄権した同1位の稲見萌寧との差は約2209万円になった。残り5試合で逆転での賞金女王タイトルも見えてきたが、「近くはなったかもしれないですけれど、あまり意識しないでその試合を頑張っていきたいなと思います」と、あくまでも目の前の試合に集中する気持ちでいる。
勝負所で迷いなく攻めるメンタルの強さ
今大会、古江のバッグを担いだキャディーの清水重憲氏もその強さに太鼓判を押す。
「メンタルもすごく強いですし、勝負所はすごく攻めていきます。今日もボギーを1つ打ちましたが、あれも攻めた結果で仕方ないかなという部分もありました。すぐに次のホールでバーディーを取ったので。緊張感の中で勝ち切ったのはやっぱり強いんだなと改めて思いました」
かつてイ・ボミの黄金期を支えた名キャディーとして知られる清水氏の言葉だけに重みがある。そして、プレー中の笑顔が印象的な古江だが、かなり芯の強いゴルファーということがよく分かるのが本人の次の一言だった。
「やっぱり優勝することで覚えてもらうというか、2位だと記憶にも記録にも残らないっていうのは思っているので」
2位でもよくやったと思うのか、優勝してこそ一人前なのか――。結果がすべての厳しい世界に身を置くプロらしいマインドも古江の強さの要因なのかもしれない。
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