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- 石川遼欠場の三井住友VISA太平洋マスターズ 主役となるのは金谷か!?
米ツアー予選会から帰国後の不適切な行動により、石川遼が欠場することになった三井住友VISA太平洋マスターズ。秋のビッグトーナメントには寂しいスターの不在を埋めるのは、やはりこの男。アマチュア時代に同大会を制し相性の良い金谷拓実だ。
金谷拓実が思い出深い大会で2021年1勝目を狙う
霊峰富士が見守る得意コースで、金谷拓実が賞金ランキング首位奪取も視野に入れた戦いをスタートさせる。
三井住友VISA太平洋マスターズは、11日、太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)で開幕。残り4試合とシーズンも終盤を迎える中で、選手たちが激突する。
注目は、まだアマチュアだった一昨年大会で優勝した金谷だ。プロになって連覇に挑んだ昨年は、残念ながら5位タイ。最終日も追い上げきれず、大接戦を香妻陣一朗が制するのを見ることしかできなかった。
プロ初優勝は翌週のダンロップフェニックス。石坂友宏と4ホールのプレーオフにもつれ込んだ激戦の末のことだった。
明けて2021年。シーズンは前年からの続きとなったが、初戦の東建ホームメイトカップで優勝。ナショナルチームの後輩であるアマチュア、中島啓太を振り切ってのものだった。
5月からは全米プロ、メモリアルと米国でプレー。欧州でも全英オープンなどに出場して約2カ月、日本を離れた。残念ながらメジャー2試合と、ジャック・ニクラスがホストを務めるザ・メモリアルはいずれも予選落ち。シビアな現実に直面することになったが、その経験は決して無駄ではない。
悔しかった米ツアーでの経験が生き始めている
8月に帰国後、出場した8試合のうち6試合はトップ10入り。日本で行われた米PGAツアーのZOZOチャンピオンシップも7位タイに入るなど、安定して上位には入っているが、優勝には手が届いていない。
それだけに、ツアー初優勝を飾った思い出の今大会には気合が入る。現在約8767万円を稼いで賞金ランキング5位にいるが、約1319万円差で首位にいる木下稜介とは、初日から同じ組で回る。優勝賞金は3000万円。もちろん、木下やそれ以外の選手次第ではあるが、一発逆転の可能性もある。一昨年ランキング2位となったショーン・ノリス(南ア)も交えたプレーは、白熱したものになるはずだ。
残るは今大会を入れて4試合。ディフェンディングチャンピオンの香妻、賞金王争いを繰り広げる木下、チャン・キム(米)星野陸也のプレーからも目が離せない。
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