自身最終戦を前に元賞金女王のシード落ちが確定
伊藤園レディスに出場した元賞金女王のイ・ボミは、3日間を通算3オーバーの26位タイで終えた。賞金ランキングは82位。
同50位までに与えられる翌年のシード権獲得には、自身の最終戦となる大王製紙エリエールレディスで優勝する必要があった。
しかし、ふたを開けてみると大王製紙エリエールレディスにエントリーしていないことが判明。
つまり、今週の伊藤園レディスがイ・ボミの最終戦となったため、賞金ランキング82位(伊藤園レディス終了時)で今シーズンが終了した。メルセデス・ランキングも84位(同50位までシード獲得)となったため、次戦を待たずシード落ちが確定した。
2020年と2021年シーズンが統合となったが、コロナ禍で入国が遅れ、今年は5試合連続予選落ちなどもあり、コンディションも上がらないままツアーで戦っていた。
イ・ボミは11年に日本ツアー初参戦し、1年目からシードを獲得。15、16年には2年連続賞金女王となり、人気も絶頂期を迎えた。
18年から勝利から遠ざかり、賞金ランキング83位で初めてシードを落としたが、賞金女王による3年シードを行使。2019年は賞金ランキング21位でシード復帰を果たすも、今季(2020-21)は28試合に出場してトップ10入り1回に対して予選落ちは11回と、不調から脱出できなかった。
イ・ボミは「今年で終わりというのは頭にない」とはっきりと語っており、引退はまだ考えていないという。
来季出場権を獲得するには、クオリファイングトーナメント(QT)・ファイナルステージ(11月30日~12月3日、静岡県・葛城ゴルフ倶楽部・宇刈コース)に挑戦しなければならないが、果たして……。