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- 男子の中島啓太に続き橋本美月がアジアアマ制覇 オーガスタ行き切符を獲得
アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権で日本の橋本美月が優勝。これで先週の男子に続き日本選手のアベック優勝となり、橋本もオーガスタや全英行きの切符を手にした。
11番で首位に立ち我慢のバックナインをしのぎ切った
19歳の笑顔がアブダビで弾けた。
橋本美月(東北福祉大)が、アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権で逆転優勝だ。
アブダビGC(UAE)で行われていた同大会最終ラウンド(現地時間13日)に、橋本は2位で臨んだ。首位のナッタクリッタ・ウォンタウィラップ(タイ)とは3打差の12アンダー。2番でウォンタウィラップがバーディーを取った時には、差は4打に開いていた。
だが、続く3番パー4で橋本は残り135ヤードのセカンドショットをカップインさせるイーグル奪い、2打差とした。続く4番では、パー3のティーショットを30センチにつけるバーディーで1打差に迫る。ウォンタウィラップの6番ボギーで通算15アンダー首位に並び、7番パー3で一気に逆転、単独首位に立った。
パー3のここで、ウォンタウィラップはティーショットを左の池に入れてダブルボギー。橋本はバーディーで逆に3打差をつけた。
しかし、敵もさるもの。ウォンタウィラップは続く8番でイーグルを奪って1打差とし、橋本の9番ボギーで15アンダー。再び首位に並んだ。
バックナインに入ると、一転して忍耐強いプレーを強いられた2人を、同じ組でプレーするケルシー・ベネット(豪)、前の組で回るカン・ブナボディ(タイ)が猛追する展開となった。
橋本は、11番でタップインバーディーを奪って単独首位となった後は、ピンチをしのぐ場面も見られた。17番では2メートルのパーパットをねじ込んで何とかパーセーブしているが、3人と1打差のまま18番を迎えた。
飛ばし屋のウォンタウィラップは、イーグルも狙える18番パー5でティーショットを池に入れてパー止まり。通算16アンダーでホールアウトした橋本に対し、3人は1打及ばず、優勝が決まった。
「たくさんチャレンジしてミスを乗り越えていこう」
「何と言ったらいいか、言葉もありません。すごくうれしいです。チームメイトと、今週サポートしてくれたすべての方に感謝します」と、感無量の橋本。世界アマチュアランキング121位だが、10月末に行われた朝日杯争奪日本女子学生ゴルフ選手権(個人戦)では2位となり、その後の団体戦、信夫杯争奪日本女子大学ゴルフ対抗戦では、優勝した東北福祉大の一翼を担っており、好調なタイミングではあった。
それでも、大会前には出場への驚きを正直に口にし「たくさんチャレンジしてミスを乗り越えていこう」と臨み、見事にビッグタイトルをつかんだ。
優勝によって、来年のオーガスタナショナル女子アマチュアゴルフ選手権、全英女子オープン、エビアン選手権などの出場権が得られる。これに対して「いつもテレビで見ていた大会なので、そこで彼らのようにプレーできるなんて夢がかないました」と、頬を紅潮させた。
2021年のオーガスタ女子アマでは梶谷翼が優勝し、翌週のマスターズでは松山英樹が優勝している。今大会に先駆けて行われた男子では、中島啓太が優勝していることを「似たパターン」と、大会主催団体の一つでもあるR&Aは表現したほどで、来年の春も楽しみになってきた。
橋本も含めて日本勢は6人が出場しており、全員が予選を通過している。稲垣那奈子が通算13アンダー5位、手塚彩馨が通算5アンダー16位タイ、上田澪空が通算2アンダー28位タイ、木内真衣が通算1オーバー37位、長野未祈が通算2オーバー38位タイとなっている。
なお、日本勢の大会優勝は2019年の安田祐香以来2人目。2020年大会は中止だったため、日本勢連覇ということになる。
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