オミクロン株が流行の南アフリカで開催された欧州ツアー開幕戦はどうなった?

南アフリカで発見され、世界を不安に陥れている新型コロナウイルスの変異種オミクロン株。折悪しく、今季から「DPワールドツアー」と名称が変わった欧州ツアーの開幕戦開催地がまさに南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグ。変異株の渦中で行われた大会はどうなったのか?

試合は36ホールに短縮され、27選手が棄権

 今年から欧州ツアーとDPワールド社がタッグを組んで「DPワールドツアー」がスタートし、その開幕戦として華々しく火ぶたを切る予定だったヨハネスブルグオープン。しかし、開催国となった南アフリカで新型コロナウイルスの変異株オミクロンが確認され、現地は大パニックとなった。

ヨハネスブルグオープンに出場した地元・南アフリカのルーク・ジャーリングのキャディー 写真:Getty Images

 本来、11月25日から4日間の日程で開催される予定だった同試合だが、2日目の26日に英国政府が南アフリカを含むアフリカ南部6カ国からの入国制限を発表。さらに、DPワールドツアー側が「南アフリカに居住していない選手、キャディー、関係者の帰国を支援する」とアナウンスすると、それを受けてイギリスとアイルランドの選手16名、さらに他の国の選手からも棄権者が相次ぎ、合計27選手が棄権した。試合は54ホール(3日間)に短縮されることが発表されたが、悪天候も加わって結果的に36ホール(2日間)で行われることとなった。

日本の川村昌弘は出場し、12位タイでフィニッシュ

 2日間の短縮競技となった同試合を制したのは地元・南アフリカ出身のスリストン・ローレンス。この優勝がツアー初優勝となり、上位3選手に与えられる2022年の全英オープン出場権も獲得した。また、同試合には欧州ツアーに参戦している日本人の川村昌弘も出場しており、2日間を完走して12位タイでフィニッシュ。日本ツアーにレギュラー参戦しており、今年の日本オープンを制した南アフリカ出身のショーン・ノリスも4位タイに入った。

 南アフリカでは、この開幕戦だけでなく、翌週以降も同ツアーの第2戦である南アフリカオープン、さらに第3戦のアルフレッド・ダンヒル選手権を開催する予定だった。しかし、オミクロン株の影響を受けて、第3戦は中止、第2戦は南アフリカの国内ツアーとして規模を縮小して開催されることになった。

 すでにオミクロン株はドイツや香港などでも確認されており、さらに変異株がゴルフツアーに影響を与えていくことが懸念される。

【2021 ヨハネスブルグオープンの結果】

優勝 スリストン・ローレンス
2位 ザンデル・ロンバルド
3位T アシュリー・チェスターズ
3位T ショーン・ノリス
5位T フレデリック・ラクロクス
5位T エンジェル・ヒューゴ
7位 ヘニー・デュプレシス
8位T ヤニック・ポール
8位T J.C.リッチー
8位T キース・ホーン
8位T ヘンリッチ・ブライナース
12位T 川村昌弘ほか

中止となったダンヒル選手権はコースに「ワニ」や「カバ」が出ることで有名【実際の写真を見る】

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