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- 5つ巴の賞金王争いにアマチュアの若武者・中島啓太が殴り込む男子ツアー最終戦
2020-21国内男子ツアー最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップが、12月2日、東京よみうりカントリークラブで開幕する。プロの賞金王争いはもちろん、アマの中島啓太が出場することにも注目。
ランキング1位のキムと2位の木下は約1200万円差
ロングシーズンを制するのは誰だ!?
2020-21国内男子ツアー最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップが、12月2日、東京よみうりカントリークラブで開幕する。
今季の優勝者や賞金ランキング上位の者など限定30人で争う最終決戦。注目はもちろん賞金王争いだ。最有力候補は、1億2625万211円を稼いで現在賞金ランキング首位のチャン・キムだ。激戦となった昨年大会も制しているディフェンディング・チャンピオン。連覇と賞金タイトルがかかる大会に意欲を燃やしている。
今大会の賞金は、総額1億3000万円、優勝4000万円。キムを逆転するチャンスがあるのは、ランキング2位の木下稜介、3位の金谷拓実、4位の星野陸也、5位の稲森佑貴の4人。キムとの差が1239万564円の木下は、単独2位以上なら逆転できる可能性がある。
賞金ランキング1位から2位に転落して臨んだ2週前のダンロップフェニックスでは、首位で最終日を迎えながら「63」の猛チャージをかけたキムに逆転を許した。2位タイで惜敗し、ランキングは2位のまま。キムが首位に立つのをどうすることもできなかった。「やっぱり優勝しないと賞金王になれない」と肌で感じた。それだけに、最終戦で大逆転に全力を尽くす。
金谷、星野、稲森の3人が王座に就くには、優勝が絶対条件となる。その上でキムの順位次第とあって、まずは頂点を狙うしかない。
中でも金谷には、賞金王以上に勝ちたい理由がある。来年のマスターズ出場権が得られる年内最後の世界ランキング50位以内に入るという目標があるからだ。
現在のランキングは54位。アマチュア時代、ナショナルチームの後輩でもあった中島啓太がアジアパシフィックアマ優勝で出場権を獲得し、「一緒にマスターズに出たいです」と言われていることも大きなモチベーションになっている。金谷自身、アジアパシフィックアマ優勝で出場した2019年以来となるオーガスタナショナルの地に再び立つためにも、重要な1戦となる。
先輩、金谷にハッパをかける形となった中島も、アマチュアながらパナソニックオープン優勝の資格で出場する。日本アマ優勝、ツアー優勝、アジアパシフィックアマ優勝と完璧なシーズンの締めくくりに、ツアー公式戦での優勝も虎視眈々と狙っている。
昨年大会は開催されたツアー競技そのものが少なく、出場資格を変更せざるを得なかったが、今年は無事、通常通りの出場資格で行われる。観客も1日2000人限定だが観客に見守られる中、有終の美を飾るのは誰か。ロングシーズンのクライマックスが待ち遠しい。
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