タイガーが復帰戦で使用したテーラーメイド新作「ステルス」と新ボールから見えたカムバックへの本気度 

あの交通事故から約10カ月。12月18~19日に開催されたPNCチャンピオンシップでは2日間36ホールをプレーしたタイガー・ウッズ。体の回復具合やスイングに注目が集まりましたが、正式発表前のドライバーやボールを使っていたことも話題を呼んでいます。

「ステルスプラス」で320ヤードオーバー

「PNCチャンピオンシップ」は親子で参加する米PGAツアーチャンピオンズ(シニアツアー)の非公式イベントで、毎年豪華なメンバーが参加しています。今年もジャスティン・トーマス親子、マット・クーチャー親子などが参加して、タイガー・ウッズも息子のチャーリー君と参加しました。

新ドライバーを引っ提げての実戦復帰となったタイガー・ウッズ 写真:Getty Images

 その試合でタイガーが使っていたドライバーがテーラーメイドの2022年モデルと噂されている「ステルス プラス」です。シャフトは昨年から変わらずに「ディアマナ Dリミテッド」。タイガーはこのドライバーで安定して280ヤード前後を飛ばしていて、最も飛んだときは320ヤードを超えていました。真っ赤なフェースが特徴的な新モデルは、フェースにカーボン素材を使用しているようです。

 さらに、この試合ではボールも来年発表されるブリヂストンの新作を使用。18年以降、タイガーはブリヂストンの「ツアーB XS」を使っていましたが、今回の試合では22年モデルの「ツアーB XSプロト」を使っていました。どうやら、この新ボールはタイガーが開発段階から深く関わっており、大会1週前には「このボールがもうすぐ完成して、試合で使うことが楽しみだ」とツイートしていました。タイガーは「ゴルフギアの中で最も大切なのはボールだ」と明言しており、もし米PGAツアー復帰を諦めているなら、ここまでボールの開発に携わったりしないでしょう。

13.5度の「ステルス」3Wで飛距離を補う戦略か

 アイアン、ウェッジ、パターに関しては以前と同じモデルでしたが、3番ウッドは「ステルス プラス」の13.5度を入れていました。さらにバッグには以前から使っていた「SIM」の14.25度も入れていました。以前のタイガーは15度と19度のフェアウェイウッドを使っていましたが、年齢を重ねた上に事故による体への影響もあり、フェアウェイウッドのロフトを立てて、PGAツアーで戦うための飛距離を稼ごうとしているのかもしれません。

「PNCチャンピオンシップ」の1週間前に開催された「ヒーローワールドチャレンジ」の会場で、タイガーはPGAツアー復帰について「家族全員で話し合って、もし右足が回復して、ツアーで戦えるようになったら、もう一度、挑戦していいかと聞いた。答えはイエスだった」と語っています。

 22年発売の新ボールの開発に携わったことも、フェアウェイウッドのロフトを立てたことも、そしてテーラーメイドの新ドライバーをいち早く投入したことも22年シーズンのPGAツアー復帰を見据えての行動かもしれません。

【タイガー・ウッズ復帰戦のセッティング】

ドライバー テーラーメイド ステルスプラス(8.25度-ミツビシ ディアマナDプラスリミテッド 70TX)
3W+    テーラーメイド ステルスプラス(13.5度-ミツビシ ディアマナDプラスリミテッド 70TX)
3W     テーラーメイド SIM(14.25度-ミツビシ ディアマナDプラスリミテッド 70TX)
アイアン  テーラーメイド P7TW(3I-PW-ダイナミックゴールドツアーイシューX100)
ウェッジ  テーラーメイド MG2 TWグラインド(56度、60度-ダイナミックゴールドツアーイシューS400)
パター   スコッティ キャメロン GSS ニューポート2
ボール   ブリヂストン ツアーB XS 2022プロトタイプ

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