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- 「今の自分でどこまで戦えるか楽しみ」29試合連続アンダーパーの西郷真央が見据えるメジャーの舞台
3週連続優勝を狙っていた西郷真央は2位タイと優勝には届かなかったものの、通算6アンダーで自身の持つ連続アンダーパー記録を29試合に伸ばした。
「記録に挑戦できる立場にいるのはありがたい」
西郷真央が連続アンダーパーの記録を更新した。3週連続優勝がかかった富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでは2位に終わったが、71、70、69で回り、連続アンダーパー記録を29試合に伸ばした。西村優菜(2021年)の16試合を大きく上回るもので、6戦3勝と絶好調な今季を証明している。記録がどこまで伸びるのか期待が高まる。
ツアー制施行(1988年)後3人目となる3週連続優勝の重圧に対しても「それに挑戦できる立場にいるというのはありがたい」と、前向きにとらえて臨んだ。上田桃子に3打及ばず2位タイに終わったが、最終日途中は「もしかしたら」と期待を抱かせてくれるプレーぶりだった。
初日、2日目と思うようにパットが入らなかったが、最終日は「自分を信じて最後まであきらめずにプレーしよう」と心がけ、4バーディー・1ボギー。いいパッティングができて、次の試合につながった。
今季開幕戦で初優勝してからの大躍進。日本ツアーでの活躍以外にも、新たなチャレンジを考えている。6月の全米女子オープン(2~5日、ノースカロライナ州・パインニードルズロッジ&GC)がそれだ。4月6日時点でのロレックス(女子世界)ランキング25位の西郷は、同ランキング75位以内の出場資格を持っている。予選からだと史上最多の1874人がエントリーしている同大会を含めたメジャー出場の決意は、シーズン開幕前から師匠の尾崎将司に伝え、自分のチームにも話していたという。
昨年、何度も優勝争いをしたとはいえ、シーズン前の段階では未勝利。それでも心を決めたのは、自信とその先への気持ちが強かったことを表している。結果的に、開幕戦での初優勝以降、破竹の勢いを見せた。このタイミングで「今の自分の実力でどこまで戦えるか、いい経験になる、すごい楽しみです」という言葉を聞くと、こちらまで楽しみになってくる。
今季から日本ツアーでは賞金ランキングではなく、ポイント制のメルセデスランキングが重要になった。3日間大会、4日間大会、公式戦の順にポイント配分が大きいのだが、メジャーでの結果もポイントに反映される。しかも、国内公式戦の2倍という大量のポイントが得られる。海外の試合はまったく反映されず、日本ツアーでの結果としては、ただ試合を休んだだけのようになっていた昨年までとは雲泥の差だ。
好調の西郷は、メジャーで結果を出せば、日本で試合に出るよりもポイントが得られることになる。日本でどこまで勝ち星を重ね、メジャーの舞台でどんなプレーを見せてくれるのか。誰よりも楽しみにしているのは、西郷本人に違いない。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年10月8日生まれ、千葉県出身。2019年、高校在学中にプロテスト合格。2020-21年シーズンはトップ10フィニッシュが21回と安定した成績を残した。2022年シーズンは開幕戦で初優勝を挙げると、4戦目となるアクサレディス、5戦目のヤマハレディースと連勝、早くも3勝目を挙げた。島津製作所所属。
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