女子プロゴルフの未来を輝かせる活動を
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)にとっては、ある意味、悲願だったのかもしれない。今週開催のメジャー、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップを前にJLPGAが新たな制度に取り組むことを発表した。
その名も“JLPGAブライトナー”。目的は「JLPGAツアーの代表としての役割を担い、女子プロゴルフの未来をもっと鮮やかに、もっと美しく輝かせるための活動を行う」というもの。
今回はJLPGAが定める独自の基準や方法によって、6選手を選出。今回は青木瀬令奈、大里桃子、勝みなみ、申ジエ、原英莉花、吉田優利が選ばれた。
初代JLPGAブライトナーは、シード選手50人の投票と協会の依頼に同意した上位6人という。同制度の立ち上げにあたり、参考にしたのは韓国女子ツアーのKLPGA広報モデルだという。JLPGAは「立ち上げにあたっては、10年以上続いている韓国KLPGAの広報モデルを参考にしています」と説明。
韓国女子ツアーでは2009年から立ち上がった「KLPGA広報モデル」は、今年で第14代目の選手が選出されている。これまで日本ツアーで馴染みのイ・ボミやキム・ハヌル、アン・シネ、ユン・チェヨン、ペ・ソンウなどが選ばれ、各種イベント参加や慈善活動のほか、公式YouTubeなどへの出演、メッセンジャーアプリの「カカオトーク」では公式スタンプの制作しファンとの距離を縮め、ツアーの魅力を伝えている。
吉田は「SNSが得意なので、女子プロゴルフ界を盛り上げられるように頑張ります」と意気込んでいた。
ブライトナーに選ばれた選手たちの任期は今年末までで、来年以降の選出方法は未定。今後はSNSでのブランディング活動やグッズ販売などを予定しており、ツアーの盛り上げ役に一役買って出た選手たちの活動に注目したい。