青木瀬令奈が単独2位浮上!「『センターおばさん』と言いながら常に真ん中を意識して攻めた」

青木瀬令奈が2日目に5バーディー、1ボギーの68で回り、通算5アンダーの単独2位に浮上した。決勝ラウンドでも「今日と同じように攻略していきたい」と意気込んだ。

「セーフティーが最大の攻め」

◆国内女子プロゴルフ<ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 5月5~8日 茨城ゴルフ倶楽部 西コース (茨城県) 6680ヤード・パー72>

 15位タイから出た青木瀬令奈だったが、インスタートの12番パー5で幸先よくバーディーを奪取。14番パー4をボギーとしたが、17番パー5と18番パー4では連続バーディー。後半に入ると3番と5番のパー5をバーディーとし、5バーディー、1ボギーの完璧な内容で、単独2位に急浮上した。

この日のベストスコア68をマーク、一気に上位進出を果たした青木瀬令奈 写真:Getty Images

 この日4つのパー5ですべてバーディーを奪ったベテランは、コーチの大西翔太氏との攻め方をしっかりと話し合っていた。

「昨日今日ともにセーフティーが最大の攻めと思いながら、コーチと共に『センターおばさん』と言いながら、真ん中を常に意識しながら攻めていました。ボギーになりそうなところは、割り切ってボギーでいいやって感じでやっていた。特にロングホール以外はセンター狙い、ロングホールならピンに狙っていこうと話していました」

 狙い通りのコースマネジメントで、この日4つスコアを伸ばした青木。今季はトップ10入りが2度あり、調子も少しずつ上がってきている。

「ショットは試合で一打一打、しっかりと気持ちで打てている部分が大きい。パッティングは試合でちゃんと入ってくれているので、自分なりにいいワンパットが決め打ちできていると思います」と好調ぶりをアピールしていた。

 ツアー通算2勝の青木も今年で29歳。今ではベテランの風格もあり、これまでの経験で積み上げてきた確かな技術で、メジャーの難しいセッティングを攻略している。まだメジャー優勝はないが、ここまで来たからには優勝に大きく前進したいところ。

「明日、明後日があるので、まだわからない。明日は天気も崩れるようですが、今日と同じように攻略していきたい」

 今日のような落ち着いたプレーができれば、メジャー制覇が大きく近づくに違いない。

青木 瀬令奈(あおき・せれな)

1993年2月8日生まれ、群馬県出身。2020-21シーズン「宮里藍サントリーレディス」で4年ぶりとなるツアー2勝目を挙げた。さらに、コース外でもJLPGAプレーヤーズ委員長として選手と協会の「つなぎ役」として尽力している。

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右手1本でクラブを短く持ち、実際にボールを打ってみよう。このドリルを繰り返すことで頭をアドレスの位置に残す感覚を身につける
右手1本でクラブを短く持ち、実際にボールを打ってみよう。このドリルを繰り返すことで頭をアドレスの位置に残す感覚を身につける
バックスイングでは胸が目標の反対を向くぐらいに上半身を捻転することが大切
ダウンスイングで上半身が突っ込んでクラブを鋭角に下ろすと、インパクトではフェースが開く
手だけでクラブを上げることが、上半身の突っ込みにつながるので注意
この日のベストスコア68をマーク、一気に上位進出を果たした青木瀬令奈 写真:Getty Images

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