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- 「アマチュア以来のハウスキャディ」全米OP帰りの西村優菜がサントリーレディスで暫定首位発進
前週の全米女子オープンで予選落ちした西村優菜が、初日に8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーの暫定首位タイでホールアウトした。“全米帰り”すぐの試合で好スタートを切った。
全米OP会場で“2日間の居残り練習”
ツアー通算4勝の西村優菜が宮里藍サントリーレディスの初日を8バーディー、1ボギーの65で回り7アンダー、暫定首位タイでホールアウトした。
インコースからスタートした西村は、10番パー4で3打目のアプローチを直接入れてバーディー発進すると、12番パー5、15番パー4でバーディー。後半も3番パー3、4番パー5で2連続、6番、7番、8番で3連続バーディーを決めて一気にスコアを伸ばした。5番パー4のボギーが惜しいが、“全米帰り”の疲労を感じさせないプレーぶりだ。
「今日は短いパットを2~3回外したけれど、久しぶりにバーディーがたくさん取れたのですごくうれしい」
西村は前週の全米女子オープンに出場したが予選落ち。日本のコースにはないグリーン周りの硬さに苦戦し「もっとバリエーションを増やさないといけない」と反省していた。予選落ち後もコースに残って2日間居残り練習。「タテ距離をメインに練習したのですが、それがうまくはまりました」と早速効果が出た。
日本ではコースコンディションの良さのもあり、「球がすごく浮いているようにも見えました」とプレーのしやすさが好スコアにつながったという。
海外選手の「割り切った」プレースタイルを参考に
もう一つ、全米女子オープンで参考にしたのが、他の海外選手のプレースタイルだ。
「海外の選手が淡々とプレッシャーを感じずにやっている姿を見て、こういうプレースタイルをマネたいなと思って、目に焼き付けました。例えば今日、後半の2番で1メートルのバーディーパットを外したのですが、『なぜ外したのか』を考えるタイプ。でも全米女子オープンにいって、(優勝した)ミンジー(リー)も短いパットを結構外していたのに、表情を見ると気にせずプレーしていたんです。私も18ホールのうち、1回くらいミスはあると考えるようにして、楽しみながらやりました」
ちなみに今週、西村は「アマチュア以来のハウスキャディ」だったことも明かし、「普段はキャディさんにグリーンまでの距離とか聞きますが、ほとんど歩測でやったのですごく歩きました」とアマチュア時代の感覚を思い出しながらのゴルフも新鮮だったのだろう。
「とにかく今週は楽しみたい気持ちが強い」と明日も全力でプレーを楽しむ。
西村 優菜(にしむら・ゆな)
2000年8月4日生まれ、大阪府出身。古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の1人として、2019年にプロテスト合格。ツアー参戦初年度の20年11月には樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで早くもツアー初優勝。翌年は3勝し、20-21統一シーズンでルーキーながら4勝を挙げて賞金ランキング5位に入った。スターツ所属。
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