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- 「ゾーンに入るってこういうことなんだな」ルーキー佐藤心結がロケットスタート
国内女子ツアー「ニチレイレディス」初日。ルーキーの佐藤心結が“ゾーンに入って”単独トップに立った。一時は7試合連続予選落ちのどん底も味わった18歳はいかにして立ち直ったか?
「おいしいものを食べてもおいしく感じなくなっていた」
◆国内女子プロゴルフ<ニチレイレディス 6月17~6月19日 袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県) 6563ヤード・パー72>
7試合連続予選落ちから立ち直り、18歳のルーキー、佐藤心結(みゆ)が初優勝を狙う。

ニチレイレディス初日(17日、千葉・袖ケ浦CC新袖C)、佐藤は1イーグル、7バーディー、1ボギーの8アンダーでプレー。西村優菜に1打差をつけて単独首位に立った。
アマチュアだった昨年のスタンレーレディスで4人のプレーオフに残り、2ホール目で渋野日向子に敗れて号泣した姿を覚えている方も多いだろう。
その後、11月のプロテストに合格。QTも11位と前半の出場を確定させた。ルーキーとしてプレーしている今季は、序盤こそ5試合で予選落ち1回とまずまずのペースだったが、6戦目の富士フイルム・スタジオアリス以降、7試合連続予選落ちの泥沼に陥った。
「自分の得意なショットから崩れていきました。1試合やるごとにどんどん自信がなくなって。落ち込みすぎて、つらくて、おいしいものを食べているはずなのにおいしく感じなくなっていました」と振り返る日々。
そこから立ち直ったのは「這い上がるしかない、と思ってすべてをポジティブに考えるようにして、良かった時のことを考えたんです」という気持ちの切り替えからだった。
もともと得意ではなかったアプローチのバリエーションを増やすのと並行して、ゴルフの組み立てを考え直した。苦手なアプローチをできるだけしないで済むように、60~70ヤードをわざと残したり、グリーン周りでプレッシャーがかからずに打てるエリアを徹底的に探したりすることで、不安要素を取り除いた。
「気がけば後半だけで7アンダーくらい行ってて…」
ショットに関しては、アドレスからおかしくなっていたのを修正。リゾートトラストレディスで久しぶりに予選を通ると、3試合、まずまずのプレーで最後まで戦い抜いた。そして迎えたのが今大会だ。
10番からスタートして13番で右ラフに打ち込みボギーが先行したが、15番でバンカーから3メートルにつけてバーディー奪取。17番パー3ではピンまで184ヤードを3Uで50センチにピタリとつけて2つ目のバーディーだ。
圧巻は1番のパー5。ピンまで225ヤードの第2打を3Wで花道から転がして2オン。5メートルを沈めて、今季30個目のイーグルを決めた。続く2番では12メートルの長いパットを沈めて4アンダー。
「あれが入ったのが大きかったですね。いつもはバーディーの後にピンチが多い。先週もイーグルの後にボギーだったことが頭を過ぎったのですが、攻めの姿勢で打ったらジャストタッチで入ってくれたので」と、波に乗る。
4番、5番、7番、8番と4つのバーディーを重ねて8アンダー。単独首位で初日を終えた。
「気が付けば後半だけで7アンダーくらい行ってて……。自分の中では後半29で回った感じがしないんです。いつも通り、1ホール、1ホール攻めて、バーディーを取ることしか考えてなかった。ゾーンに入るっていうのはこういうことなんだな、と思いました。ここまでのは初めてです。今までにない感覚」と、新しい世界を経験した。
自己ベストを2打塗り替える「64」で、自信も戻った。
4日間大会が増える中、3日間54ホールの短期決戦である今大会で貴重なスタートダッシュ。初優勝に向けて集中力を高めていく。
佐藤 心結(さとう・みゆ)
2003年7月21日生まれ、神奈川県出身。「ゴルフに生かす」ために中学時代は3年間陸上部に所属し、砲丸投げに取り組む。そうして培った飛距離を武器に2021年スタンレーレディスでは全体2位タイでベストアマに。同年のプロテストに合格し、QTランキング11位の資格で2022シーズンに挑んでいる。ニトリ所属。
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