「もうダメかと思ったけど…」西村優菜が逃げ切りで今季2勝目 次戦は海外メジャー2戦 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「もうダメかと思ったけど…」西村優菜が逃げ切りで今季2勝目 次戦は海外メジャー2戦

国内女子ツアー「ニッポンハムレディスクラシック」で西村優菜が大会新記録となる通算18アンダーで今季2勝目を手にした。西村は21日から開幕するメジャーのエビアン選手権とAIG(全英)女子オープンに出場するため渡欧する。

「今日は苦しい時間がいつもより長かった」

◆国内女子プロゴルフ<ニッポンハムレディスクラシック 7月7~10日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6763ヤード・パー72>

 ニッポンハムレディスクラシックの最終日に首位から出た西村優菜。3打のリードはあったが、やはりそこは最終日最終組の緊張感があった。

体格や笑顔の絶えない表情とは裏腹に胆力や芯の強さも感じさせる西村優菜 写真:Getty Images

「今日はすごく苦しかった。苦しい時間がいつもより長かったのかなという気がして、もうダメかなと思った時もありました。悪いプレーではなかったのですが、同組の選手の素晴らしいゴルフに圧倒されてしまいました」

 前半を1バーディー、ノーボギーで切り抜けるも、同組の野澤真央が猛追。西村は後半10番でバーディーのあと12番と13番で連続ボギーとして野澤に並ばれると、気持ちが折れかけたことを正直に明かしていた。

 しかし、西村はここで強さを発揮する。14番パー5の第3打でピンまで残り12ヤードのアプローチを2メートルに寄せてバーディーを奪うと、15番パー4では8メートルのロングパットを決めて連続バーディー。一方の野澤は15番でダブルボギーを叩いて失速するも、16、17番で連続バーディーで食らいつく。

 西村が一打差でリードで迎えた最終18番パー4では、第2打をグリーン右バンカーへ。ピンチだったが、気持ちを切り替えた。

「正直、難しい状況ではありましたが、とにかく2メートル以内に寄せればいいかなというくらいで打ちました」

 あごの高いバンカーだったが、渾身の一打は60センチについた。見事パーセーブで乗り切った西村が、野澤の猛追を振り切って通算18アンダーの大会新記録で今季2勝目を手にした。このあと西村は、海外メジャーのエビアン選手権(7月21~24日)とAIG全英女子オープン(8月4~7日)に出場する。

「勝ってから(海外2試合に)行きたいというのはあったので、すごくうれしい。コースの状態もレベルも違いますが、いろんなことを吸収したい」

 後半戦の目標も「国内メジャーで1勝したい。残り3つ(日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯、日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)のうち1つ勝ちたい」と言い切る。

 抜群の安定感でツアー通算6勝目。150センチの“小さな巨人”は日本のトップ、そして世界への階段を一歩一歩着実に登っている。

西村 優菜(にしむら・ゆな)

2000年8月4日生まれ、大阪府出身。古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の1人として、2019年にプロテスト合格。ツアー参戦初年度の20年11月には樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで早くもツアー初優勝。翌年は3勝し、20-21統一シーズンでルーキーながら4勝を挙げて賞金ランキング5位に入った。ツアー通算6勝。スターツ所属。

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ニチレイレディスで昨年9月以来のツアー通算5勝目を手にした西村優菜 写真:Getty Images
昨季ミヤギミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン優勝の西村優菜 写真:Getty Images
昨季樋口久子 三菱電機レディス優勝の西村優菜 写真:Getty Images
昨季ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ優勝の西村優菜 写真:Getty Images
西村優菜と稲見萌寧 写真:Getty Images
西村優菜 写真:Getty Images
西村優菜 写真:Getty Images
西村優菜 写真:Getty Images
ショートウッド2本は2015年モデルの「グレートビッグバーサ」を使い続ける西村優菜(写真は今年の全米女子オープン) 写真:Getty Images
体格や笑顔の絶えない表情とは裏腹に胆力や芯の強さも感じさせる西村優菜 写真:Getty Images

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